振り向く。
その度、高台から手を振り見つめてきた。
「そうか、あのとき別れるつもりだったのか」と最近気づいた――。
そうした話を聴かされたのだったが。
「間抜けだよなあ」と苦笑、彼は仕事を放り投げた。
随分と前、写真の寺で座禅会に参加した。
何故だったのか。
よく想い出せない。
今は、家で椅子に座り、たまにする。
気に入っている場所だ。
とはいえ、本などの冊数は多くはない。
そうした中、外国の雑誌がそこそこ、ある。
食事もとれて、アルコールも出す。
しかも、本をオブジェのように扱うコーナーも。
いて愉しいのだった。
【止めたほうがいい／今日も少しだけ】
止めといたほうがいい。
何はともあれ。
大怪我しても、助けてはくれない。
死んでも、放置。
戦争は、何ももたらさない。
人を、人らしくさせないのだったが。
万が一、銅像を建てられても、いつか、倒される。
壊されるだけだ。
嘘ばかりだ。
人を殺す現場に、明日など、あるわけもない。
あの連中が言っている話は、嘘ばかりだ。
行かせようとして、自分は暖かい場所で、くつろいでいる。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記／「ううむ」】
予測がつかないことばかりだ。
戦争にしろ。
止めたら、報復の恐れもあるだろう。
だからといって、続けてどうするのか。
そう想うのは、素人考えなのだろうが。
いやあ、佳き日々を。
