誰が言ったかやはり忘れた。
要は、「月を見ずに指を見てしまう人もいる」といったような言葉。
反応した言葉なのだった。
月に気づき、眺めながら杯を重ねる。
「まずは気づくところからだよな」と深夜の帰路。
【奥へ/今日も少しだけ】
上へ?
いや、深いところへ。
奥へとも想う。
恐怖より大きい、「死は今は嫌だな」という感覚。
どういうわけか。
あまり未練もないのだったが。
荷物をいつものように持つ。
かつては軽かったが、今や重いと感じる。
何とか、やっていくしかない。
倒れたら、そのときは仕方ない?
多分、諦められず、後悔するのだろう。
倒れるのは、突然だから。
倒れるまでの過程が、口惜しいと。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「目覚めたけれどなあ…」】
休日。
以前は決まって早朝に目覚めていた。
が、今は放っておけば、昼間では楽に眠れる。
今日は、何とか目覚めた。
佳き日々を。