よくする?
「ただなあ」と感じていたのは、「奴隷としての改善ではないのか」という点からだ。
まずの廃止から始めて欲しいことは、多い。
例えば、消費税等々の案件ではあるが。
死亡税と言いたくなる領域も。
【映画へ逃げる/今日も少しだけ】
コロナ禍前後から、映画をよく視るようになった。
ロシアのウクライナへの侵攻も手伝っているか。
図書館やプール、自転車道へ出向く以外、引きこもっていたいのだった。
映画館や自主上映会へ行くことはある。
が、概ね自宅で映画を視るのだった。
図書館のDVDやウェブの無料配信で視ている。
テレビは、とにかくひどい。
流す程度のニュース番組にしろ、「おいおい」と感じてしまう。
今年になってから、今日で46本視た。
賃労働の合間に、月8本近くは視ていたことになる。
多いのか、少ないのかは分からない。
エンターテインメントが、もてなすことにあるのなら、もてなされたい?
違うな。
視ている間だけは、いやあな現実を忘れられるから?
それは、あるだろう。
逃げていたいのだろうか。
そうしたことも感じている。
いずれにせよ、今日視た映画は、地域の市民活動啓発事業の一環で行われた映画上映会でのものだった。
題して、『もったいないキッチン』。
www.mottainai-kitchen.net 何となく知っていたが、いい映画だった。
おそらく夏、日本各地で、男女2人が中心となり、食事会のイベントを繰り広げていく様子等を追っていくのだった。
ホームページによれば、こうなる。
“もったいない精神”に魅せられ、オーストリアからやって来た食材救出人で映画監督のダーヴィド。
日本を旅して発見する、サステナブルな未来のヒントとは。
今日いただいたチラシには、こうあった。
食品ロスをテーマに、身近な課題解決への取組みと自分ができる活動を考えるドキュメンタリー映画です。
2020(令和2)年制作というから、コロナ禍前だからこそできた映画か。
食品ロスは今、想像を絶する状況だ。
辺見庸氏の『もの食う人びと』(角川文庫)で知っていたが、今や、それどころではないのだろう。
それにしても、福島や釜ヶ崎をはじめ、埼玉・小川町等々へも行っているあたり、ジャーナリスト感覚もあるのだろう。
入念な下調べを感じた。
目隠しをされての食事、食べられる野草の話、あるいはコンポストの利用等々、どれも大切な試みだ。
昆虫食など、切実な明るさだった。
食品ロス解決への道。
戦禍で、多くの餓死者が懸念される中、2年前の映画に、まさに啓発されたのだった。
いやあな、糞みたいな現実を忘れたいものの、こうした柔らかく、明確な映画の視点で、あらためて現実を見つめ直すこと。
「いやあ、面白かった」
そう言いたくなっていた。
2人の、屈託のない自由さもいい。
かつてマイナーだったカウンター・カルチャーが、ポピュラー化せざるを得ない現実を想う。
何より、95分という時間が尿意を心配せずに済んで、ありがたかったか。
どうか、今日も、ご無事で。
このまま食料品が高騰したら?
戦禍がおよんだら?
いつか始めたい芋栽培の時期が早まるだけ?
久しぶりに、今の状況を歌う唄を貼り付けた。
【追記/「梅雨かあ…」】
昨日は、図書館にあった永作博美氏主演の『さいはてにて』と、デンゼル・ワシントン氏の『グレート・ディベーター』を視た。
どちらも、「いい映画だな」と。
いずれ忘れ、また視ても構わない。
梅雨の時季も手伝って、ますます引きこもりそうな今、いい映画だった。
佳き日々を。