深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

脚力は今/歩く・62

どうでもよくなる?
正義や名誉、何より愛など、雲散霧消していくばかりなのだから。
自負心、しかも羞恥心は粉々となっていくだけだ。
「ここからだぜ」
そう想うものの、半歩進むための脚力は今、どうなのか。

▲『特等席へ』(写真)
座る。
多少の痛みが、尻にあった。
が、木々のもと、心地よい。

▲『頭上』(写真)
切り株に腰掛けていた。
そうして、見上げたのである。
すると、木々。
「いいなあ」

www.youtube.com【愉しみについて/今日も少しだけ】
 愉しみ。
 そう多くはない。

 最近では、山へも行っていない。
 だからか、休日は緑多き公園へ。

 自転車で出向く。
 徘徊しながら。

 到着すれば、切り株を探す。
 そうして、ゆっくり腰を下ろす。

 湯をわかし、熱いコーヒーを飲む。
 稀に甘いものも、口にする。

 時間があれば、爪をゆっくりと切る。
 飛んでいって見失っても、いつか自然に溶け込む硬い皮膚の一部。

 たったこれだけでも、愉しい。
 音楽を聴くときもある。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「昔からか」】
 スリランカ人女性の件。
 原発の件。
 あるいはと。

 結論が悲しい。
 苛立つ。
 何より恥だ。

 この国の瓦解。
 いやもう、昔からか。

 それでもなお、佳き日々を。