左への対抗として、互いに袖の下を。
国を売り払うことさえ厭わなかった。
国土には死屍累々、膝を屈して、死の直前に延命されたのだ。
それぐらい屁のカッパだったのだろう。
もう左右ではない、上下なのだが。
【「そういえば、見ないなあ…」/今日も少しだけ】
昔、よく聴いた。
「焼きいも~っ」の声。
買った記憶はない。
が、美味しかった覚えはあるのは、どうしたわけか。
焼き芋屋。
若い人は知っているのだろうか。
リヤカーを引いて、売り歩いたのである。
そういえば、豆腐屋の「プーッ」という音もあったな。
金魚屋、竿竹屋の声も覚えている。
住宅街は今よりはるかに緩く、商品を売り歩く職の人々がいたのだった。
いずれにせよ、最近、読んだか、聴いたかして、驚いたことがある。
実は、焼き芋屋さんを、統一なんちゃらがやっていたというのだ。
「えっ?」と。
何のために?
要は、偵察なのだとか。
いやはや、徹底的である。
さすがに、特殊部隊云々の文脈も指摘された連中だ。
偵察は、組織化のためだろう。
恐ろしいことだ。
どこまで喰い込んでいるのか。
政治と宗教、そうしてプロレスの話は、滅多にはできないと、あらためて痛感している。
そこかしこに、耳と目。
口もか。
いや、五感も含めた身心のすべて。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「ゾッとするよなあ」】
「焼きいも~っ」
あの声を聴けないのは寂しい気もする。
が、もし今度聴いたら、ゾッとするのかも知れない。
佳き今日を。