2012-04-19 鞄への挽歌/些事の日々・68 使えなくなった鞄を見つめる。 捨て場へ置き、しばし歩き、振り返った。 静かに眠り始めている。 あらためて、「身心の一部だったな」と。 「起こすことはないか」と言い聞かせ、新しい鞄とともに駅へと向かう。