深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

鼻唄を歌っていた/呼吸・46

適当に歌っていた夜道。
「あなたのことを感じられるだけでいい」という、いい加減な唄ができていた。
あなたが誰か、分からないまま。
風が吹くとは限らない。
されど、唄という呼吸が吹くこともあるのだった。