深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

市井の唄/彼・51

愉しませる人がいた。
だから、お礼を考えた、愉しませられないかと。
が、傲慢であると知ってしまう。
彼は、人を愉しませることが何より愉しいのだった。
「それなら」と、楽器を今まさに手にした彼に拍手を。