深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

「もういいや」/当世労働者覚書・143

「もういいや」
そう感じたとき、目の前には賃労働の山。
崩しようがないほど、いや、ただただ増えていくばかりの時期だった。
熱いお茶を飲む。
身体が少し緩んだところで、「早く帰ろう」と言い聞かせていた。

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▲『自転車道』(写真)
苔が目に付いた。
「へえっ」
自転車からおりた。歩くことにしたのである。

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