深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

求む! 寒風/令和四季派・14

とろけるような陽射し。
春を迎えていた。
申しわけないと想ってはいない。
が、コートの襟を立てて寒風の中、歩いていたほうがいいんじゃあないかと、ふと。
理由は簡単、感染もしていないし、戦禍にもいない。

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▲『燃やしたい』(写真)
「おっ」
出逢った途端に感じていた。
「いかすなあ」

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▲『雨漏り』(写真)
人の家である。
撮るとき、一瞬ためらった。
が、その堂々とした姿にうながされ、シャッターを押していた。

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【今も考えている/今日も少しだけ】

 連合赤軍の情報とよく出逢う。

 50年目を迎えたからだろう。

 と同時に、わたし自身、関心があるからか。


 想う。

 永田洋子氏が、「エキセントリックな女」というだけでは、何も解決しないだろうと。

 オーム事件の尊師の件も同様だ。


 総体が問われている。
 プーチンも同様ではないのか。

 レーニンスターリン問題を想起もしている。


 過日のNHKで報じた、裁判官、弁護士の行動や言葉にうなった。

 一方の羅針盤か。


 要は、追い詰められ、閉じてしまい、踏み外してしまうことを避けるためには、追い詰めず、開かれ、ともに歩むということだ。
 同じ道ではなくとも。


 どうか、今日も、ご無事で。

 

【追記/「さてっと」】

 桐生夏生氏の『夜の谷を行く』(文春文庫)。

 あの事態を、少しでも救おうとした小説として、印象に残っている。

 ともあれ、原発の危険が、相変わらず迫ってきているのだったが。

 またしても、黒澤明監督の映画を想い出してしまった。

 佳き日々を。