「新年を迎えても変わらないね」と彼。
わたしは頷く。
コロナ禍にカルト問題、戦禍に自然災害は今も。
「万が一、おれがいなくなったらさ」と彼。
「周囲の人も含め、いい感じで想い出してもらえるといいよな」
【やはり/今日も少しだけ】
今回の正月休みには、したいことがあった。
何か?
眠りたいだけ眠る。
これだ。
結果、働いているときより、遅くに目覚めたのだった。
普段ならキーボードを打っているか、歩いているか、会話をしているか、要は賃労働をしている時間に眠っていたのである。
「しめしめ」
が、すぐに夜が来てしまうことに、多少の後悔があった。
そこで、とりあえず、屋外へ。
「今日は、どうかな?」
あたりをうかがう。
やはり視線は、富士山方面へ。
「あるな、天晴れな風情で」
「のどかなり 願いなき身の 初詣」(小倉遊亀氏)
小倉氏の心境にはまだ至っていない。
が、まずは仏壇に手を合わせ、新年を迎えたのだったが。
「すでに4日前のことか」
そう想い、睡眠不足になる明日からの日々を感じていた。
どうか、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
起きている場合ではないな。
眠るとするか。
佳き今日を。