深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

万が一のとき/彼・135

「新年を迎えても変わらないね」と彼。
わたしは頷く。
コロナ禍にカルト問題、戦禍に自然災害は今も。
「万が一、おれがいなくなったらさ」と彼。
「周囲の人も含め、いい感じで想い出してもらえるといいよな」

▲『富士』(写真)
はっきりしない写真だ。
昼間、暖かいときに撮ったからか。
いや、わたしが寝ぼけていたからだろう。

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【やはり/今日も少しだけ】
 今回の正月休みには、したいことがあった。
 何か?

 眠りたいだけ眠る。
 これだ。

 結果、働いているときより、遅くに目覚めたのだった。
 普段ならキーボードを打っているか、歩いているか、会話をしているか、要は賃労働をしている時間に眠っていたのである。

「しめしめ」
 が、すぐに夜が来てしまうことに、多少の後悔があった。

 そこで、とりあえず、屋外へ。
「今日は、どうかな?」

 あたりをうかがう。
 やはり視線は、富士山方面へ。
「あるな、天晴れな風情で」

「のどかなり 願いなき身の 初詣」(小倉遊亀氏)
 小倉氏の心境にはまだ至っていない。
 が、まずは仏壇に手を合わせ、新年を迎えたのだったが。

「すでに4日前のことか」
 そう想い、睡眠不足になる明日からの日々を感じていた。

 どうか、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 起きている場合ではないな。
 眠るとするか。
 佳き今日を。