深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

恥じているものの/姿勢・50

「インチキぐらいしたよ」と彼。
「たださ」と。
見破られないよう、言葉遣いや立ち居振る舞いには留意してきたという。
そうして苦笑、こう放った。
「ガキに恥じないような嘘か、どうかが、基準だったかな」


※その後、彼は、こう呟いた。
「いやあ、ガキが恥ずかしくなるインチキだけは、したくなかったんだよ」

▲『幾度も林の中で』(写真)
いるだけで落ち着く。
何故なのだろう?
「ルーツだから」と言った方も。
ただ、それを言うのなら、海ではないのか。
呼吸がしやすいから。
そう、今は考えている。

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【気づいてもらう困難さ/今日も少しだけ】
 プロ野球野村克也監督は言ったそうだ。
「監督は、気づかせ屋」
 なるほど。

 采配と言わないところが、野村監督らしい。
 気づけば、成長していく。
「なるほどね」と。

 以前、実際にお逢いしたことがある。
 存在の迫力があったか。
 話し始めると、また違ったが。

 その道で食べてきたのなら、与えることはできる。
 が、気づかせることは難しいものだ。
 相手のレベルによっては、ますますの困難が想定できる。

 要は、単に与えるのではないということか。
 相手の主体性を引き出すということなのだろう。

 つまりだ。
 相互交通というわけである。

 相手に向かって、開かれていく。
 結果、相手もまた、開かれていくのだ。
 闘いにおける平和というか、尊重し合った関係。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「テキトーな野郎はいるものだ」】
 この時節だ。
 野村監督の言葉には、感ずるところ大なのだったが。

 それにしても、テキトーな輩はいるものである。
 丸投げ野郎どもだ。
「なあにが、連休だ」

 佳き日々を。