他国は責める。
ただ、自国は許すいい加減さ。
国家の実態だとしても、呆れるばかりか。
事実、自国では銃による死者たちが増えていくばかりの状況だ。
銃を使わずに、守るものがあるにも関わらずなのだったが。
【至福の治療法/今日も少しだけ】
「うん?」
耳の聞こえがよくない。
以前にもあった。
耳鼻科へ。
難聴は3日以内の治療が、確か原則。
思い当たる節はあった。
耳掃除をしていたとき、耳垢を奥に押し込んでしまったのではないのかと。
医師の見立ても案の定、そうだった。
んでもって、治療。
掃除機の耳鼻科バージョンか、吸い出していくのだった。
その際の気持ちよさといったら…。
安い床屋のチェーン店では、最後に掃除機で髪を吸い上げ、仕上げていく。
あれどころではない気持ちよさ。
自分の間抜けさはさておき、治療代を支払うのが、まったく惜しくはない。
むしろ、支払わせていただきたくなる至福。
「いやあ、またヘマをするかあ」
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「とはいえ…」】
ただ、怖かったことも確かである。
少しでも動けば、耳を傷つけてしまうからなのだったが。
佳き日々を。