分断――。
ウェブ上の言葉を読むと、「確かに」と。
事実誤認に基づいた妄想としての言説が、左右で飛び交っている。
自ら分断して、されて。
上下でしかないのに、罠にはまっているとしか思えないのだったが。
【まるでスパイのように/今日も少しだけ】
長く記憶に残っている文脈がある。
スパイのように話す――。
これだ。
忍者ものや、その後のスパイものを扱ったマンガやテレビ、映画など、メディアの影響があるのだろう。
それは、まあ、今は置いておく。
要は、すれ違うとき、スパイのように、たったひと言で、肝心の情報を伝え合うという方法というか、生き方というか、あ、仕事ぶりか、それが今、いや、今も、とても大切なのだと想うのだった。
知りたい情報はあふれかえっている。
何を、どう選び、血肉化していくのかと。
偽の情報があふれ返っている折だけに。
谷川俊太郎氏の、最近の詩集『虚空へ』(新潮社)は、俳句や短歌ではなく、短い言葉で伝える方法に、「なるほどな」と。
内容は、ほぼ覚えていない^^。
ただ、言葉のインフレ状況の中、「こうした方法があるよな」と。
以前から痛感していたことを、具現化していただけに、「いいよな」と体感したのだった。
実際、短い言葉で、伝えられることは、多い。
職業作家の文章は、依頼された文字量を記すのだから、参考にはなっても、指針にはあまりならない。
そうしたこともあってなのだろう、スパイのように話すことが今、大切かなと。
実際、読みたいもの、読むべきもの、読まざるを得ないものは、増えていくばかりなのだからと、繰り返し記してしまったか^^。
ツイッターは、時代の要請でもあったのだろう。
短い言葉で、肝心なことを伝え合う。
ただし、何を、どう伝え合うのだろうかと。
本ブログの上掲の短文は、改行も1文字とカウントして、100文字で進めてきた。
が、100文字でも多い時代になってしまったことも体感している。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「いいなあ…」】
チャリ徘徊をしてきた。
ジャンパーは途中で、脱いだ。
ところで、レナード・コーエンのトリビュート・アルバムが出ているようだ。
参加した音楽家を見て、「えっ?」と。
何せ、イギー・ポップとジェームス・テイラーが1枚の音盤におさまっているのだから^^。
「こりゃあ、すげえなあ」
上に貼り付けたのは、コロナ禍になってから、よく聴いていたビル・フリゼールのバージョン。
佳き今日を。
今、エコテロリズムの紹介をニュースで。
今回はゴッホの『ひまわり』にトマトスープがかけられたそうだ。
幸い、修復はでき、被害はなかったようである。
「大切な絵画同様、地球を守って」というわけだそうだ。
地球で人が生きられなくなってしまえば、絵画もへったくれもない?
が、どうせ、かけるのなら、ファシストたちの墓ではどうなのかと。
わたしには、外国まで行かなくても、汚したい墓があるが、しないはずだ。
何故か。
すでに、脳内でしてしまったからではない。
その程度のことで、身内に迷惑をかけるわけにはいかないからだ。
再び、佳き今日を。