深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

イマジン2022/言葉・223

想い描くこと。
忘れていた。
想い描くことさえ、奪われていたのか?
いや、それだけではない、単に怠慢とも言えるのだろうと、今朝、体感していたのである。
天国も地獄もない、死ねば死んだまで、そこからだ。

▲『陽射し』(写真)
小さなどぶ川。
「体内なんだよなあ、このどぶ川」
そう想いつつ、陽射しに、しばし見惚れた。

▲『ゴロリと』(写真)
雨もなく、草も濡れていない。
「そうだな」
ゴロリとした。

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【PCR検査を受けて、「ホッ」も束の間/今日も少しだけ】
「一応、しておくか」
 入手していた新型コロナウイルス感染症の抗原検査キットを試した。
 15分程度、待つ。

「ホッ」
 陰性だった。
 結果、長時間、仕事で、安心して話をうかがうことができた。
「よし」

 その後、「ただなあ」とふいに、不安に見舞われた。
 実は、話をうかがった方が、ご高齢だったのである。
「万が一のこともあるしなあ」

 金曜日の賃労働後のことだ。
 早速、無料でPCRの検査を受けられるというセンターへ。
 抗原検査より、より精密と、わたしでさえ知っていた。

 登録するに当たって、人の手を借りたが、係の方でさえ戸惑う場面も。
「たった1人だったら、あはは、無理だったかな、どうだろう」

 終えたとき、言われた。
「月曜日まで、お待ちになっていただくかも知れません」
「えっ?」
「最近、旅行に関するアレで、検査を受ける方が急増したからです」
(ったく)とは感じていたが、言わずに、「仕方ないですね」と。

 土曜日昼。
「うん?」
 メールが来ていた。
 視ると、PCRの検査センターからだった。

(ううん)
 そのとき、わたしは、珍しく食堂にいたのである。
 言葉にしなくて、感じていた。
(こんなに早いなんて、やばいのかなあ)
(タンメン定食をやめて、秋刀魚定食を、もう頼んじゃったよな)
 そうして、(万が一、陽性だったら…)とも。

 想っていた。
(陽性だったら、秋刀魚は諦めて、支払いだけ済ませるしかないか)と。

 何も感じないようにして、スマホの画面を視た。
 陽性であれば、食堂に入ったことのお詫びを含め、冷静に対応をしなければならない。

 結果は、どうだったか。
(ホッだぜ)

 まずは、賃労働で逢ったご高齢の方に、迷惑をかけずに済んだ安心感に包まれた。
 そうして、秋刀魚を食べられると、食欲がわいて来ていたのである。
(ご飯、大盛りにすればよかったかなあ)

 ただである。
 ただ、17日までしか有効ではないのだった。
 検査後も、感染する可能性はあるわけだから、当然か。
(そういうことだよな)
 気が緩みはしたが、今後も感染対策は励行せざるを得ないのである。

 ふいに想い出したことがある。
「ぼくはもう、40回以上、PCR検査を受けていますよ」
 そう、話してくれた方がいたことを。
 かつて医療従事者だったが、若くしてリタイア。
 首都圏と地方を行き来し、人と逢うことも愉しみとしていた。
 50歳代で、学び直しのために、大学入学も。
 それ故、PCR検査を多くしているのだった。
(たいしたものだな)と。

 ちなみに、40回とまではいかなくても、場合によっては、当たり前のことだが、検査は受けたほうがいいのだろう。
 そう、必要に応じて。

(ただなあ)と。
 ただ、唾液を採取するのだが、意外と難儀だったのである。
(あれ、量が多いのか、しなれていないからなのかは分からないが、存外、きついよな)

 ちなみに、その40回検査を受けた方は、言っていた。
 手洗いや換気、健康状態の維持等々の励行は当然として、「顔にはさわらないこと」と。
 何でも論文にあったそうだ。
 顔をさわらないほうが、感染率は低いと。

 いずれにせよ、今日もまた、顔にはふれないようにして、窓を大きく開けている。
 90歳を超えた方との仕事をどうまとめていくか、考えているところなのだった。
 今は、この画面に向かっているが。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「さてっと」】
 街に出なければならない用事がある。
 軽く、うざいか。
 致し方ない。
 休日ぐらい、人の中へは入りたくないのだったが。
 特に人嫌いではないにも関わらず。
 佳き今日を。