深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

匂いを嗅ぐ/マザーネイチャー・71

手元に引き寄せる。
そうして、しばし眺めたのである。
というのも、とらえ切れなかったからだった。
そうして、匂いを、ゆっくりと嗅ぎ、「いい按配だな」と体感するばかり。
木の香りに、陶然としていたのだ。

▲『石』(写真)
大きな石。
並んでいた。
あちこちに点在していたのだったが。
どんな意図があったのだろう。

www.youtube.com【2人の女性と、もう1人の女性/今日も少しだけ】
 昔、知り合った女性。
 亡き友人のお別れ会に、ひょっこりとやって来た。
 懐かしい。
 それと同時に、元気そうな姿に、ひと安心したものだ。

 というのも、もてたからだ。
 それだけに、「踏み外すと大変かな」と、かつて思っていたのである。

 明るく暮らしているようだった。
 底抜けに。
 そこが、よかった。
 お別れ会なのに、場違いとは感じなかった。

 一方、スタイルに恵まれず、男に縁がなかった女性も。
 男嫌いと感じさせる部分もあった。

 ある日、あるときのことだ。
 高校を卒業して、働き出した彼ができた。

 彼は何と、無理をしてスポーツカー、それも赤いスポーツカーに乗って、迎えに来たのだった。
 年上の女性としては、どう感じたか。

 グッと来たのが、2人を見送る母親が、寂しさと笑顔の入り混じった表情で見送っていたこと。
 片手をあげて、いつまでもふっていた。
 赤いスポーツカーが消えても。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 本日も賃労働也。
「さてっと」
 これから、休日を始める午後7時。
 佳き今日を。