深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

家事爺/都市サバイバル・ノート341

定年後、男にはやることがない?
「どうなのか」と、実は呆れた。
女性は、家事をはじめ、することだらけである。
手伝いというレベルではなく、生きるためにすればいいだけだ。
ジャマと想われないようにして。

▲『富士さま』(写真)
毎朝、この相貌だ。
寒いわけだ。
雪解けまでには、まだまだか。

www.youtube.com【直面したこと/今日も少しだけ】
 高齢の認知症の方がいる。
 女性だ。

 みなと話しているとき、言葉が聴き取れない。
 仮に聴き取れても、何を言っているのか、分からないのだった。

 ある日のこと。
 家族の話になった。
 千差万別の話になっていくばかり。

 すると、仲間外れだった彼女は突然、言った。
 ハッキリと分かる口調で。
 ひと言だけだったが。
 こうだ。

「わたしのお父さんは、早くに亡くなって、いないです」

 わたしは、軽くではあったが、呆然とした。
 そうして、彼女の長く抱え続けてきた想いに、ただただ直面していたのである。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 夕刻。
 新年会へ。
 
 河豚の後、居酒屋へ。
 愉しくてつい、痛飲をしてしまう。

 日曜の朝、起きると自宅だった。
「ホッ」
 佳き日々を。