定年後、男にはやることがない?
「どうなのか」と、実は呆れた。
女性は、家事をはじめ、することだらけである。
手伝いというレベルではなく、生きるためにすればいいだけだ。
ジャマと想われないようにして。
www.youtube.com【直面したこと/今日も少しだけ】
高齢の認知症の方がいる。
女性だ。
みなと話しているとき、言葉が聴き取れない。
仮に聴き取れても、何を言っているのか、分からないのだった。
ある日のこと。
家族の話になった。
千差万別の話になっていくばかり。
すると、仲間外れだった彼女は突然、言った。
ハッキリと分かる口調で。
ひと言だけだったが。
こうだ。
「わたしのお父さんは、早くに亡くなって、いないです」
わたしは、軽くではあったが、呆然とした。
そうして、彼女の長く抱え続けてきた想いに、ただただ直面していたのである。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
夕刻。
新年会へ。
河豚の後、居酒屋へ。
愉しくてつい、痛飲をしてしまう。
日曜の朝、起きると自宅だった。
「ホッ」
佳き日々を。