深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

話し合う/視えない日々に・23

人と人。

言葉がなかったらどうしていただろう。

いや、そうしたことが問題なのではない。

人と人が同じ場所で話すからいいのだという1点を想う。

だから今日もまた、いくつものことが奇妙に映るのだった。

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▲『新緑の候』(写真)
自転車道である。
5月のような陽射しだった。
「うれしいなあ」
率直に身心が感じていたのである。

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▲『牛』(写真)
今年が丑年であることを想い出していた。
「すっかりもう、忘れていたな」
父親は丑年だった。
生きていれば、96歳だったのかと。

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