深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

やって来る/唄・101

身心が反応する音があり、リズムも。
しかも、脳に入り込む言葉が意味を運んでくる。
それだけではない。
いくつもの名づけられていない領域が、前のほうからやって来るのだ。
脳や心、身体が1つになっていく。

▲『陽射し』(写真)
自転車を降りる。
足もとを視た。
「何だか美しい」
そう、感じてしまったのである。

www.youtube.com【驚いた/今日も少しだけ】
「えっ?」
 ウェブ内をフラフラしていたら、大昔、友人たちと作った自主制作盤と遭遇した。
 オークションサイトで売買されていたようだ。

aucview.com バンド名は、酔いどれサムソン。
 4人編成の一応、ロックバンドだった。

 レコードを作ってくれた業界人に、「天皇陛下よりがんばれ、父さんの白く縮れた毛、愛の実地検分などの歌詞を変えれば、なんちゃらかんちゃら」と言われたことを、今、想い出したところだ。

『髭の生えた子供達』というタイトルで、フォークロックの『オードブルさえ食べきれず』、エレキギター弾き語りの『嘆き』、ロックンロールの『ステラ』の3曲入りだったようだ。

 ベースを担当していた奴は、ベンヤミンに夢中となり、その後、ドイツ・ベルリンへ留学。
 訪ねようと準備しているとき、親父が末期のすい臓がんと分かり、それどころではなくなった記憶がある。

 彼は、帰国してからは奈良住まいか。
 1度訪ねると、「ここからはさ、風が見えるんだよ」と。
「何、気取ったことを」と感じつつ、縁側に腰掛けて生駒山を見ると、「あっ、本当だな」と応えたものだ。
 木々が揺れていくのだった。

 ギターの担当者は、教師に。
 アレンジをしてくれて、助かった記憶がある。
「わたしたちとバンドを組まなければ、活躍できたのじゃなかろうか」とも。
 実際、その方の『ステラ』という唄は、初期ビートルズも彷彿とさせて、しびれたものだ。

 教師になってからは、著名にになるバンドなどを育てたと、風の便りで聴いた。
 今は退職し、ときおり演奏しているようである。
 ギターもさることながら、声に惹かれたものだ。

 ドラムの奴。
 高校のとき、二日酔いで成田から帰ってきた記憶がある。
 教師にどやされ、その後、いい意味で笑われていたなと。
 どうしているのだろう、生きているのだろうか。

 飛び入りで参加した奴は、今でも、「読んだか、これ」と本の話をして来る。
 ボリス・ヴィアンレナード・コーエン等々、教えてもらった記憶があるのだった。

 それにしても、誰が売りに出し、購入したのだろう。
 不思議な人たちだと、率直、かつ正直に想う。
 お逢いして、お礼を言いたい気もするのだったが^^。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「あはは」】
 眠い。
 が、後1日分、アップしてからか。

 佳き今日を。