映画を見始めたが、途中で気づいた。
「これ、見たことがあるぞ」
が、展開を覚えていない。
そこで気になり、最後まで見てしまった。
ケン・ローチ監督の作品だが、もう、「やべっ」とさえ想わなくなっている。
【唄を、今の唄を/今日も少しだけ】
聴き手と聴衆は違うとの指摘。
確かに。
前者は、部屋の中、1人で。
後者は、会場で、みなと。
音楽の在り方の変遷を、相倉久人さんは、大きく次のように分けていた記憶がある。
まずの原始共同体で、みなで歌い、聴く在り方。
続いて、コンサート会場で、音楽家・聴衆という関係へ。
ついには、個人で愉しむものへと。
要は、交換価値から使用価値へ変化したというわけだ。
善悪云々は問わない。
「クラシックとポピュラーではない」との指摘にも、「なるほど」と、今さらながらに。
要はみな、複製され、大衆化していくのだった。
今、唄を聴きたい。
複製であっても、今・ここの唄を。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「すげえなあ」】
ダチがメールしてきたのだった。
こうだ。
「わけわからない。
正に魑魅魍魎の世界だったりして」
news.yahoo.co.jp「何じゃらほい」と。
魑魅魍魎だらけなんだった。
佳き日々を。