「困っちゃったのね」と呟く彼女は笑顔だった。
夫が亡くなり、残された写真は笑顔のものしかなかったという。
「悲しいのに、何だかね」
遺影は当然、笑顔。
涙が出たものの、胸に残るものを残してくれたなと。
【あらためて、「分からない」/今日も少しだけ】
ふと、想った。
「もしも、今、ウクライナにいたら?」
自分が、何を、どうしているか、「分からないな」と。
ゲリラになるのか、逃げていくのか。
あるいはとどまっているのか。
ロシアにいたら?
反戦活動に邁進出来るのか、どうか。
心もとない。
そうして、「いやあ、分からないな」と。
要は、「分からないな」と繰り返し感じているのである。
今、極東の地にいて、停戦を強く願っている、祈っていることは、確かなのだが。
が、歴史的背景等を読んでも、分かり難いところが、多いのだった。
西側ばかりの情報の中で、事実・真実は見え難いとも痛感しているが。
この、分からないところから、始めるしかないのだった。
そも、厳密に言えば、すでにして参戦している領土で、自分が殺される側だけにはいないとも感じている。
中高生のときのヴェトナム戦争を想起しているのだった。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「眠るかな」】
睡眠不足が続く。
「今夜は、明日になる前に眠るか」
佳き日々を。