深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

さてと/情報最前線・55

本こそ永遠、ウェブはその場だけ――。
実は本は壊れていく。
敬愛する作家の本をデータ化したHPには、むしろ可能性を感得。
そも、スペースをとらなくいていい。
が、運営会社が潰れたらアウトなのだったが。

▲『美味しそう(嘘)』(写真)
枯れ葉はいい。
歩くとき、愉しいのだった。
異空間にいるような気分にさせてくれる点も、愉快なのである。

www.youtube.com

【盗まれていく国で/今日も少しだけ】
 メモにあった。
「インターネットと国体」
 何かを記そうとしていたのだろう。

 が、すっかり忘れている。
「何じゃらホイ」

 代わりに思い出したことがある。
 資本主義のことだ。
 異物を取り込み、換骨奪胎、わがこととする在り様についてである。
 これは、怖い。

 例えば、ヒッピーのフリーラブ。
 誰かが、「不倫ブームへとつながり、ドロップアウトはフリーターに」みたいなことを言っていた。
 事実だろう。
 苦い事実。

 実際、この書いている場所でさえ、かつてはカウンターカルチャーが夢見ていた世界だ。
 今や、ウェブがなくては、商行為は成立しないところまで来ている。

 寺山修司氏は、「書を捨てて、町に出よう」と、記していた。
 本によって、伝えたのである。
 そのことを、やはり想うのだった。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「あはは、そうか」】
 起きて食べ、出して動き、眠る。
 この4つのことが、苦労でなければ、「まずはいいよな」と体感しているのだった。
 佳き今日を。