本こそ永遠、ウェブはその場だけ――。
実は本は壊れていく。
敬愛する作家の本をデータ化したHPには、むしろ可能性を感得。
そも、スペースをとらなくいていい。
が、運営会社が潰れたらアウトなのだったが。
【盗まれていく国で/今日も少しだけ】
メモにあった。
「インターネットと国体」
何かを記そうとしていたのだろう。
が、すっかり忘れている。
「何じゃらホイ」
代わりに思い出したことがある。
資本主義のことだ。
異物を取り込み、換骨奪胎、わがこととする在り様についてである。
これは、怖い。
例えば、ヒッピーのフリーラブ。
誰かが、「不倫ブームへとつながり、ドロップアウトはフリーターに」みたいなことを言っていた。
事実だろう。
苦い事実。
実際、この書いている場所でさえ、かつてはカウンターカルチャーが夢見ていた世界だ。
今や、ウェブがなくては、商行為は成立しないところまで来ている。
寺山修司氏は、「書を捨てて、町に出よう」と、記していた。
本によって、伝えたのである。
そのことを、やはり想うのだった。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「あはは、そうか」】
起きて食べ、出して動き、眠る。
この4つのことが、苦労でなければ、「まずはいいよな」と体感しているのだった。
佳き今日を。