考え方など、変わるものだ。
が、歩き方は昔のままか。
足もとを視れば、靴を選ぶ感覚も、また。
変わる・変わらない、そのことを同時に生きていく。
そうして、いつしか、おさらばしていくしかないのだったが。
【電車騒動/今日も少しだけ】
電車に乗っていた。
すると、突然、座り込む女性がいた。
ただ、誰も声かけはしない。
具合が悪いというより、ちょっと危ない風体だったのである。
短いスカートなのに、大きく脚を開いてもいた。
気づかないふりをしている若者が、キョロキョロと。
気になったのは、いわゆるペチャクチャとおしゃべるする女性2人。
1人は腰掛け、1人は立っていた。
「大丈夫かな、コロナ」
そう感じざるを得ないような内容を、こともあろうに、よく通る大声で話していたのだったが。
わたしの目の前にも、女性。
ほぼ半裸の状態だった。
「ど、どうなっているんだか」
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「眠るか」】
電車の窓を視た。
特に変装したわけでもないのに、白髪でシワの目立つ高齢者が映っていた。
わたしである。
「ど、どうなっているんだか、だよな」
佳き日々を。