深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

バスを待つ/令和四季派・21

朝のバス停留場で、長く待つ人々。
多くの人々が白い息を吐いて、焦った様子である。
ただ、中には落ち着いた方も。
街路樹を眺めて、「ほほう」という表情をしていた。
彼ならまだまだ、バスを待てるのだろう。

▲『恋しい水』(写真)
利用駅のそば。
「あ、トンネル化しているよな」
当然、入っていったのだが^^。

www.youtube.com【お金という難解/今日も少しだけ】
 貨幣。
 お金は欲しい。
 喉から手が出るほど。

 中学生のとき、夢中になった詩人がいる。
 劇作家、映画監督、作詞家、小説家等々も務めた方だ。
 彼は、言ったそうだ。
「お金が欲しい」
 芝居に手を出せば、そうしたことにもなるのだろう。

 お金に関しては、次の2つの領域があると、最近読んだばかりである。
 まず、①商品貨幣。
 物々交換が基本か。
 お金というブツと、商品というブツの交換。
 お金とお金の交換、商品と商品の交換もある。

 續いて、②貨幣そのもの。
 借用書が基本になるという。

 いずれにせよ、約束ごと、幻想で成立している。
 幻ということではない。
 暗黙の知みたいなあたりで、成立しているのだった。

 ともあれ、今のまま、いけば、ともに腐っていくだけだろう。
 素人でも分かる。

 では、どうする?
 ひょうとして、簡単ではないのか。
 最終的に消えてなくなるヴィジョンを描くだけ?

「ただなあ」と。
 ただ、わたしには縁がないだけに、考えるより、まずは稼ぐことといった、苦笑しつつも、当たり前の結論に。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「いいぞいいぞ」】
 あ、加藤和彦氏のバージョンがあった。
「いいぞ、いいぞ」
 確か、『ひっぴーえんど』という音盤の中の1曲だ。
 笑わせてくれる唄もあるのだった。
 佳き今日を。