朝のバス停留場で、長く待つ人々。
多くの人々が白い息を吐いて、焦った様子である。
ただ、中には落ち着いた方も。
街路樹を眺めて、「ほほう」という表情をしていた。
彼ならまだまだ、バスを待てるのだろう。
www.youtube.com【お金という難解/今日も少しだけ】
貨幣。
お金は欲しい。
喉から手が出るほど。
中学生のとき、夢中になった詩人がいる。
劇作家、映画監督、作詞家、小説家等々も務めた方だ。
彼は、言ったそうだ。
「お金が欲しい」
芝居に手を出せば、そうしたことにもなるのだろう。
お金に関しては、次の2つの領域があると、最近読んだばかりである。
まず、①商品貨幣。
物々交換が基本か。
お金というブツと、商品というブツの交換。
お金とお金の交換、商品と商品の交換もある。
續いて、②貨幣そのもの。
借用書が基本になるという。
いずれにせよ、約束ごと、幻想で成立している。
幻ということではない。
暗黙の知みたいなあたりで、成立しているのだった。
ともあれ、今のまま、いけば、ともに腐っていくだけだろう。
素人でも分かる。
では、どうする?
ひょうとして、簡単ではないのか。
最終的に消えてなくなるヴィジョンを描くだけ?
「ただなあ」と。
ただ、わたしには縁がないだけに、考えるより、まずは稼ぐことといった、苦笑しつつも、当たり前の結論に。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「いいぞいいぞ」】
あ、加藤和彦氏のバージョンがあった。
「いいぞ、いいぞ」
確か、『ひっぴーえんど』という音盤の中の1曲だ。
笑わせてくれる唄もあるのだった。
佳き今日を。