深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

早足で/月下の貧乏人・72

もう、どこにもいたくないと。
過ごしやすい自宅にでさえ。
ただただ早く帰りたいだけだったんだ。
当面、他にはないものだから、自宅を想起していたんだよ。
夜空には月がくっきりと見えていて、不思議だった。

▲『草という導火線』(写真)
「あっ」
草が導火線のようだった。
その先には、夏の燃える、せこい緑たち。

www.youtube.com【健康?/今日も少しだけ】
 高齢者は応じていた。
「そうですねえ、いつまでも健康でいたいものです」

 ニュース番組で、アナウンサーの質問に、高齢の女性が答えていたのだった。
「そうだよなあ」

 そう、感じたものの、反射的に、こうも感じていたのである。
「健康って何さ」
 分からない。

 ちなみに、WHO(世界保健機関)では、「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」と定義しているそうだ。
 分かるようで、実は分からない。
 というのも、「社会的」とあるからだ。

 今は戦時下である。
 ロシア・ウクライナの。
 つまり、世界中、健康ではないということなのか。

 そもそも、人は必ず死ぬ。
 であるが故に、真の健康などあるのかとも。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「あらさっと」】
 小休止。
 夕凪のような。
 永遠に続いて欲しいようであり、そうでないようでもあり。
 佳き日々を。