深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

賃労働の罠/当世労働者覚書・170

何ごとも辛抱?
「辛さを抱えることはない」と想うのだが。
むしろ、自分には、いや、人間には向いていないのが賃労働と考えてもいいのでは。
久しぶりに通勤電車に乗ったときのこと。
浮かない顔ばかりだった。

▲『足もとを視ていた』(写真)
この時季、光はありがたい。
どんぐりがたくさんあったことに気づく。
もし食品として利用できるのなら、愉しい。
いや、嬉しいか。

www.youtube.com【いじましさ/今日も少しだけ】
 ふと、足の指について、想った。
「いじましいな」

 10本のどれもが、体重65kgのわたしを、支えてくれているのだった。
 歩行にも十二分に貢献を。

 手の指にしろ、「がんばっているよな」と。
 10本で、わたしが生き延びていくための、あれこれをしてくれている。

 多かったり、少なかったりする人もいるのだろう。
 ただ、「慣れて何とかなっている」との声も。

 わたしの場合、10本・10本で生きてきてしまった。
 今、欠けると不便になるのだろう。

 なお一層、いじましさを感じてしまうのだったが。
 わずか20本で、生きていく。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 生き延びる困難さ。
 生きていくだけで、やっとのご時勢である。
「お前だけだろう」の批判・罵倒は、無視していく。
 佳き日々を。