今、いる場所は相変わらず、吹きさらしと体感するばかりだ。
うすら寒い?
いや、凍えていくばかりで、仕方がない。
せめて、春よ来いとは想うのだったが。
仮に来たとしても、事態に変化は一切ないのだろうが。
www.youtube.com【「えっ?」/今日も少しだけ】
かさくせい?
頭の中で、変換した。
佳作、寡作、仮作。
「あっ、加削性のことか」
久しく聴いたことがなかった言葉だ。
文脈は忘れた。
そうしたことが増えた。
物忘れには軽く悩む日々だが、一瞬ポカンとしてしまう言葉が増えたこともまた、悩みといえば悩みか。
それにしても、言葉が殺され続ける政治状況下である。
そこで、最近、読んでよかった詩集に絵本のことを。
書店にはもう、ないだろうから、図書館にあったらいいのだが。
以下の3冊である。
まず、『誰も気づかなかった』長田弘・著(みすず書房)。
詩歌もさることながら、ニューヨーク公立図書館の木の椅子のことには、惹きつけられた。
後の2冊は、『父は空 母は大地』寮美千子編・訳(パロル舎)と、『おおかみのこがはしってきて』寮美千子・文(ロクリン社)。
ネイティブアメリカンとアイヌが題材となっている。
読み終えるのが惜しい絵本だ。
つまり、また読むのだろう。
共通しているのは、嘘と遠い世界ということだ。
嘘から離れたい日々だからこそ、惹かれたのだった。
ちなみに、寮氏には、奈良少年刑務所にいる少年たちの詩歌を編纂した、いい本がある。
みな、心根は、やさしい?
ポカンとしているばかりではと、手にしたのだったが。
なかなかだった。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
明日は、うんざりするのだろう。
今から分かっている。
布団へもう入ろうと想う。
佳き日々を。