深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

御礼を/プール百景・24

休日の夜、疲れを取ろうと温水プールへ出向く。
驚くほどの空きようだった。
ついには1人となり、監視員のほうが多いのだったが。
遠慮気味に歩いて、泳ぎ、浮く。
退場するとき、思わず深々と頭を下げていた。

▲『見上げた』(写真)
ビル街でない限り、見上げることは、悪くない。
いや、いいのだった。
空や月、雲など、愉しませてくれる。
ましてや、新緑の候だ。

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放射能について/今日も少しだけ】
 チェルノブイリ
 あらためて、あの場所について想っていた。
 あの災禍を。

 実は、ロシア兵が塹壕を作るため、作業をしていたら、被爆したとかいう記事を読んだからである。
「えっ?」と。
 何だか、遠い昔に読んだ記憶なのだが、ともあれ、やばいに決まっているではないか。

 ダメに決まっている。
 が、したようなのだ。

 兵士は今、生きているのだろうか?
 肉親や家族は、どうしているのだろうかと。

『朽ちていった命/被曝治療83日間の記録』 NHK「東海村臨界事故」取材班(新潮文庫) という本を手にしたときのショックを、想い出しもしていた。

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 内容紹介を、そのままコピペして、貼り付けておきたい。
 こうだ。

 1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。
 核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者を救うべく、83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった―。
「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生をやめ次第に朽ちていく体。
 前例なき治療を続ける医療スタッフの苦悩。
 人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問う渾身のドキュメント。

 身の毛がよだつとは、このことかと。
 写真を視て、たまげたのだったが。

 一方、チェルノブイリで、土を掘った兵士たち。
 いくら何でもと。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「少しだけ」】
 いつものように、眠い。
 が、もう少しだけ起きている。
 処理すべきことがあるのだった。
 佳き日々を。