深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

横溢/病・8

病を得てしまった人が身近に。
すると初めて心の声を伝えるのは、何故?
共感して欲しいのだろうか。
弱さが連帯の基盤にあるのなら首肯せざるを得ないのだった。
いっそ病なき場所で横溢して欲しいのだったが。

▲『給水の夏』(写真)
近隣に水道局が。
埴谷雄高氏は、言った。
「この地域では、美味しい水道水が飲める」
本当のところは、知らない。
もう、水道水は直に飲まないからだ。
ただ、外国に売り飛ばさないで欲しいだけなのだった。

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【ダメでもいいんじゃあないのか/今日も少しだけ】
 お金に恵まれず、殺されてしまう。
 表現者の基準?

「どうかな」と想う。
 逆の、風変わりな選民意識ではないのかと。

 突破していく表現者は大切だという前提で、そう想うのだった。
 そも、転向しないためには、しぶとく、見破られず、何より生き延びていくことが大切ではないのか。

 痛めつけられたり、家族に意図的な不運が訪れたり、明日を奪われたりしても、こけるだろう。
 が、何よりきついのは、人々からの遊離だ。
 それこそ、転向の肝と喝破した方の意見に、異論を差し挟むつもりは、今もない。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「いやはや」】
 民謡も、笑いも、皮肉も、抵抗も奪われていくばかりの中。「さてっと」と。
 ダメなままの起死回生を考えていくしかないのだったが。
 佳き日々を。