夜の空いたプール。
初めて逢う婆さんが歩いていた。
笑顔だったが、「そりゃあそうか、気持ちがいいもの」。
たまげたのは、ビキニ型の水着で、モデルのように脚が長く、姿勢がいいのだった。
「かっけえええ」
【愉しみを耕す=手への指圧・マッサージ=/今日も少しだけ】
始めたことがある。
手の指圧・マッサージだ。
今年、アメリカの囚人を追ったドキュメンタリー映画を視た。
その中で、囚人が、囚人の手をさわりながら、相手と話すというワークショップがあると知ったのである。
肝は、相手を感じるという点か。
手が語ることを読む。
手をさわりながら。
単なる話し合いではなくなっていくシーンに、感ずるところ大だった。
そこで、自分の手を、もう片方の手でさわって、自分を読み、自分と対話をしようと。
が、あまり巧くはいかなかった。
とはいえ、賃労働でパソコンへ向かう機会は多く、腱鞘炎気味だったので、指圧やマッサージをしてみたのである。
すると、存外、気持ちがいいのだった。
痛みが少し和らいでいくかのような感覚か。
爾来、手への指圧・マッサージをするように。
その後、愉しくなっていったのである。
いつか、自分の手を読み、自分と対話をしたい。
そう、想い続けてはいるのだった。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「眠ってしまったかあ」】
昨日は、気づけば眠っていた。
「あらま」
よって、翌日の今、アップを。
「こうしたことが増えたなあ」 佳き今日を。