頑固ではなく、芯こそが強くあって欲しい。
そうして、頭が柔軟であるといい。
身体もまた。
姿勢がよく、だれることもなくて、歩き続けたい。
前しか視ることができない顔なのだから、ときに後ろを振り向いて。
※芯。
人は、関係の中で生きている。
だから、揺らぐものだ。
実際、「あるのか、どうか」とも想ってはいる。
【「おめでとう」/今日も少しだけ】
仕事でお世話になりっぱなしの夫妻がいる。
ご子息の結婚式へ。
「いやあ、結婚式って、実にいいもんだなあ」
うれし涙が、そこかしこで。
寄る年波か、もう長く、黒いネクタイのほうばかりだった。
しかも、コロナ禍だ。
「おめでとう」という言葉を久しぶりに言えたのである。
コロナ禍、「ここにいたほうが安心だよなあ」と。
そう、想われるプロたちの徹底的管理にも感服した次第。
それにしても、大昔、結婚制度に反対していたものだが、「親は寂しかっただろうな」と。
仕方ない。
ついに結婚したとき、オヤジはもう、いなかった。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「あらま」】
昨夜は、眠ってしまっていた。
気づけば、朝。
「死の予行演習みたいだったな」
佳き今日を。