国の葬儀が行われた。
丁寧な説明はなかったと記憶する。
少なくとも、わたしには届かなかった。
考えた、説明しようがなかったのではないのかと。
あるいは、根拠もないため、説明をしたくなかったのかなとも。
桜である。
愛でるのは、春だけではないだった。
何とも響いてくるものがあった。
【空虚の束/今日も少しだけ】
「何もなかったんだな」
そう、感じていた。
だから、言葉となっていたのである。
「いやあ、何もなかったんだ」
戦後の保守陣営のことだ。
愛国も唱えていた。
死刑になっていてもおかしくはなかった、かつての首相。
その裁判の善悪は置いておき、事実の話をしたいのだった。
ともあれ、大国の諜報機関の手先となり、暗躍もしたのだろう。
怖いことだ、恐ろしいことだ。
今は、孫が、権力維持のために、犯罪集団と、ねんごろだったことが、詳らかになってきた。
核心にはいたっていないが。
いずれにせよ、愛国を語って、実は反日だったのである。
この件を、支持者は、どう総括するのだろう。
いわゆるネトウヨは、読むだけで、うんざりする嘘・隠蔽、そうして改ざんが目立つ。
率直に事実を受け入れ、語り出さなければ、響かないのに。
ともあれ、政見を担ってきたのは、理念のない、空虚な、権力欲だけはある、寂しくもヴィジョンなき連中だったのだ。
あらためて、愕然とする。
愛国という文脈を貶めた手合いたち。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「反日だってさ」】
それにしても、反日という言葉が、分断を招いている。
そう指摘した連中が、実は反日だった事実。
どう総括していくのだろう。
期待は、一切していないのだったが。
佳き今日を。