深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

時代は変わる2022/食卓慕情・44

人は大昔、食べられない日々を過ごしていた。
食べられることはこの上なき幸運。
そうして、子をつくっては育てる日々?
何かを残し、託そうとしていた?

今や、便利だけでは生きにくい時勢となっているのだが。

▲『海へ』(写真)
過日のことだ。
もう半世紀以上も前に知り合った連中と、千葉へ。
理由があった。
それにしても、なかなかの情景と出逢えたものだ。

▲『ここにあったのか』(写真)
千葉・御宿もウロウロしていた。
すると、黒沼ユリ子氏の『ヴァイオリンの家』と出逢う。
「えっ?」
『メキシコからの手紙』(岩波新書)を読んだのは、もう遠い昔か。

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 ここ2、3日よりは、暖かい日々。
 4人で千葉へ向かった。

 実は、高校時代の同級生で、独身者が病を得たという。
 結果、引っ越しを考えているのだった。
 その場所探しにつき合ったのである。

 条件は、病院がすぐそばにあること。
 そうして、老いていく過程で過ごしやすいことや、何より安いことも入るか。

 車に乗っては降り、降りては乗っての住まい探訪。
 結果は、何件かの候補が挙がった。

「えっ、温泉つきなのか」
「えっ、安いじゃん」
 果ては、「えっ、おれが住みたいよ」と。
 途中、いい情景と、あちこちで出逢えたのである。

 夜。
 渋滞に巻き込まれたものの、話は尽きず、運転手には申しわけなかったが、久しぶりの休日らしい休日を過ごせたのだった。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さぶっ」】
 昨日のこと。
 働くばかりがノーじゃないと、チャリ徘徊。
 抜かれる抜かれる。
 おっさん、おばちゃん、お子様にも。

 ふと思い出しのが、DADAから禅の詩人となった高橋新吉氏。
 確か、晩年、身体にこだわりをみせたとか。
「そりゃあそうだろうな」と。

 多くの人たちを見送った。
 陽射しが届かないだけで、「寒いじゃんかよ」の典型的な1日でもあったのである。
 佳き今日を。