深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

火を、もっと火を/令和四季派・22

「本日は少し暖かいでしょう」との予報だった。
が、朝は、「まだ寒いじゃないか」。
火を見たい、火を。
火事はごめんだが、焚き火にあたると、まだらとはいえ熱くなるのだ。
何より、身心が落ち着くのだった。

▲『曇天』(写真)
富士の見えない1日。
寂しいものだ。
とはいえ、雲に見惚れていたのだった。

www.youtube.com【合掌を重ねていく/今日も少しだけ】
 石牟礼道子氏を支え続けた渡辺京二氏が亡くなったという。
 いくつかの文章を読んだ。

 田中優子氏の追悼文にも惹かれた。
 対談した際、こう言ったそうだ。
 引用したい。

「日本の近代化は人々の生活をもう少し合理的なものにしたい、もう少し豊かなものにしたいと思ってやったものではなかった……西洋から学びたかったのは軍事力と産業力、中央集権型の国家構造だけ」

 図星だと感じている。
 近代化の弊害。

 時間をとって、『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)を、パラパラやってみるかと。
 外国人から豊かと思われた日本の面影を訪ねたい。
 合掌

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 眠るかな。
 冬の布団は、極楽。
 佳き今日を。