深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

笑えない現実/介護時代・5

タチの悪い冗談がある。
「いっそ認知症人格テストをしてはどうか」というのである。
果てしなき介護の、この世の地獄が基本にある。
合格者には人間の介護者、不合格者には介護ロボット。
笑えない現実である。

▲『咲いたか』(写真)
 足もとを見る。
「あっ」
 小さい。
 が、しっかりと咲いていた。
 それに、小さいとは、何と比べてなのか。
 咲いたこと自体を、眺めたかった。

www.youtube.com【おかしくなる/今日も少しだけ】
 奇妙な人といて、おかしくなる。
 あるいは、おかしくならない。

 前者こそ、まともという。
 後者は、人としてどうなのかとの意見。

 超えていくべき問題だろう。
 むしろ、止揚は?

 そうしたことを考えている。
 考えざるを得ない。

 親しい人が病を得ただけでも、体調がおかしくなることはよく、あるケースだ。
 介護ともなれば、大変なことになる。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 眠い。
 とはいえ、アレコレを読もうかと。
 佳き日々を。

理想さえなく/この領土で・872

青臭い?
ただ、どうなのか。
理想さえ語れない政治家たちを前に、「何故、政治家になった?」と問い詰めたい。
裏金の裏の裏、裏の奥。
「それぐらいあって当然だよね」といった言葉を聴いて、まずの理想をと。

▲『その手』(写真)
 ときおり、桜を愛でる。
 そうして、手作業を。
「あ、その手があったのか」

www.youtube.com【独立は遠い/今日も少しだけ】
 15年前に記していた。
 こうだ。

 独立しても自立していない、
 独立していなくても自立している、
 独立していなくて自立もしていない、
 独立して自立もしている。
 はて──。
 暮らせるのなら、どれでもいいと言えぬのは、暮らしこそ真の問題だから。

 過日、『下山事件』をテレビで視て、感じたことと同じである。

www.nhk.or.jp この国が、極端に言えば、要は植民地であることを描いていた。
 虎の尾を踏んだ元総理も登場させていたものな。

 宗主国は、赤坂にパスポートなして、上陸できる云々という本があった。
 そんなあたりだろう。

 沖縄方面の基地はじめ、凄いことだ、とんでもないことだ。
 どうなるのやら。
「やめて欲しい」のひと言か。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「へえっ」】
 張り付けた唄は、アメリカの公民権運動に触発されて作られたとか。
 ポールもなかなか。

 佳き日々を。

言葉のやって来る場所/言葉・273

言葉は、どこからかやって来る。
上からという人もいれば、下からという人も。
いずれにせよ、脳内でのことなのだろう。
が、身心全体が、発しているのだ。
過去も、現在も、ひょっとして未来も繰り込みながら。

▲『満開のとき』(写真)
 全開時に、すでに舞い落ちていた。
 全盛期と衰退期の混合。
「そういうものなのだろうな」

www.youtube.com【自国の軍隊は国民を守らない/今日も少しだけ】
 何処で、読んだのだろう。
「米軍はアメリカを守らない」
 凄い言葉だ。

 が、実際、そうなのだろうと想う。
 日本軍が、日本人を守らなかったように。

 先の言葉が、どのような文脈で出てきたのかは、知らない。
 ただ、戦争で、心的外傷後ストレス障がい(PTSD)を得てしまうことを考えれば、「そうだよな」と言えるだろう。

 国民が壊れてしまうことを、推進しているのが、アメリカなのである。
 軍人となれば、廃人になる可能性があるのだ。
 そもそも、自国の軍人たちが、おかしくなることを回避するには、戦争をやめるしかない。

 軍隊は、戦争をしている。
 国民を、ちっとも守ってはいないではないのかと。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 あれこれ、「いやはや」な日々か。
 それにしても、素直で、人の言うことをよく聴くジジイになりたいという野望があるのだったが。
 佳き日々を。

治まるわけがない/介護時代・4

介護拒否や意地悪な高齢者。
糞便を弄ぶ高齢者もいる。
「いっそ、介護ロボットの活用を」
分からないではないのは、介護する側の疲弊は、この世の地獄から来るからである。
いい悪いだけでは、治まらない現実。

『満開』(写真)
 今日の雨が、うらめしい。
 が、桜の時期は、雨が降ってきたものだ。
 惜しまれつつ、去っていく――。
 それもまた、愛される由縁か。

www.youtube.com【やりたい放題だよなあ…//今日も少しだけ】
 友人がメールをしてきた。
 こうだ。

内田樹白井聡の対談本『属国民主主義』(朝日文庫)から。 
 内田「属国としての立場を受け入れ、この仕組みに同意します、と誓言した者だけがこの国の支配層を形成することができる」
 白井「属国であることを否認している属国、という点に、日本の対米従属の特異性がある」
 内田「(田中角栄の独自外交の)日中共同声明が日本が主権国家としてふるまった事実上最後の機会になった」
 内田「対米従属を通じての対米自立、という吉田茂以来のトリッキーな国家戦略があったはずだったのだが、迂回的な手段であったはずの『対米従属』そのものが、いつの間にか国家目的にすり替わっていた」

 そうして、こうコメントを。
>だから、沖縄の米軍基地を少し減らそうと云っただけで、マスコミも含めて、よってたかって首相の座を引きずり降ろされたり(?)する。

 植民地なのかと案じている人は、わたしだけではない。
「たまらんな」

 東京・赤坂には、パスポートさえ必要なく、入国する連中もいるのだとか。
「ったく、だよな」

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 今夜は、100円ヨーガ教室へ。
 死体のポーズのとき。
 眠りこけてしまっていた^^。
 佳き日々を。

殺人だらけ/合掌・67

人殺しをして、合掌。
また、合掌をして、人を殺す。
さらには、合掌をして、殺人、その後、合掌という場合も。
合掌するだけいいというが、実際はどうなのか、分からない。
悪代官には、苦しんでもらいたいが。

▲『まだまだ』(写真)
 桜に柴犬、そうして富士山。
 3つの幸みたいな。
 ただ、一緒にいた柴犬は、亡くなってから随分と時間が経過した。
 富士山は、曇りで見えなかったものだ。
「せめて」と、桜を愛でていたのである。

www.youtube.com【「読まずに死ねるか」③=昨今マンガ事情=/今日も少しだけ】
 マンガは、とにかく面白い。
 まんまと乗っかっている。

 図書館も、存外、集めているので、次から次へとといった感じで借りている。
「睡眠時間が減るよなあ」

 今、再読したいのが、『虹色のトロツキー安彦良和・著(中公文庫)か。
 過日、テレビで見た『東京裁判』で想い出したのである。
 昭和史になっていた記憶がある。

 そうだ。
 テレビで見た『下山事件』に関連したマンガも読みたい。
 手塚治虫氏の『奇子』(小学館)は、近代・反近代をテーマとしており、下山事件にも触れていた記憶がある。
 それ以外にも、著名なマンガ家が描いていると知り、手を伸ばしたい。
 かつて読んだ単行本となったものをマンガ化した書籍も、出ている。

 以上、マンガは日々、次々に生産されている。
 面白い。
 紹介したい作品は、数多いが、キリがない。

 すでに、主食とさえなっているのか。
 それほど、完成度の高いものが多いのだった。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 久しぶりの二日酔いだった。
 とはいえ、すべきこともあり、何とか起き出して、あれこれを。

 佳き日々を。

寿ぐ/令和四季派・36

暖かいだけで、「ありがてえよな」と。
浮かない、いや、沈むしかない状況下だもの。
暖かいことが、これほどまでに嬉しいのかと。
そのうちまた、辟易とする暑さがやって来る。
が、今は、寒くないことを寿ぐ。

▲『愉しき渋滞』(写真)
 桜が満開である。
 自動車も、心なしか、おっとりと。
「1年中、何かの花が咲いていればなあ」

www.youtube.com【「読まずに死ねるか」②=昨今マンガ事情=/今日も少しだけ】
 最近、新聞ガミの記事で、齋藤なずな氏が紹介されていた。
 超高齢社会の文脈で、登場していた記憶がある。
 早速、興味を持って、検索をしたが、目当ての作品はなかった。
 ただ、『千年の夢』(小学館)がヒット、借りてきて、一読を。
 作家たちの恋愛を描いていて、「へえっ」と唸った。
 ちなみに、解説は、呉智英氏。
 簡にして要を得るとは、このことかと。
 相変わらずの皮肉にも、笑った。

『健康で文化的な最低限度の生活』柏木ハルコ・著(小学館)も、読み続けている。
 生活保護と反社の絡みなど、「ううむ、マンガは凄いな」と。

 終わってしまって残念なマンガもある。
 介護問題を描いてきた『ヘルプマンくさか里樹・著(講談社、のちに朝日新聞出版)である。
 今こそ、大切なのではないか。

 マンガの編集部を描いた『重版出立!』松田奈緒子・著(小学館)も面白かった。
 いくらでも続けられると想うのだったが。

バガボンド井上雅彦・著(講談社)は、いいところで休載中である。
 何とか、完成して欲しい。

 その他、『信長協奏曲石井あゆみ・著(小学館)の新刊は、いつ出るのか、知りたい。
 どうなるのかと。

 まだまだ、ある。
 明日にしよう。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 日曜日。
 学生時代の友人たちが集まった。
 死んでしまった友を偲んだ。
 そうして、かつ屈託なく笑い合い、話し込んでもいたのである。
 佳き日々を。

「こんにちは」と「今日は」/親子・6

まだ歩行の定まっていない幼児が、わたしのほうへ寄って来た。
そうして、笑う。
思わず、「あっ、こ・ん・に・ち・は」と伝えた。
背後の母親も笑顔になり、「今日は」。
すると、幼児が、拍手をしたのだった。

▲『小さな幸運』
 信号待ちの、「ラッキー」。
 それだけ桜並木を愉しめるものね。
 爺さんがチャリでチンタラ走っていたが、その後ろのほうから、自動車がつけるようにのろのろ運転をしていた^^。
 桜にアイデンティティなんか求めてはいない。
 ただ、春の知らせは、「やっぱいいよな」。

www.youtube.com【「読まずに死ねるか=昨今マンガ事情=」①/今日も少しだけ】
 相変わらず、マンガを読み続けている。
 面白い。

 概ね、図書館から借りている。
 これはいい。
 部屋が、狭くならないからだ。
 所有欲は、もはやあまりない。
 一部は残っているのだろうが。

「目の前にあるときが、自分のもの」との相倉久人さんの言葉。
 情報化時代、いや、情報時代の指針ではなかろうか。

 今、図書館で、借りては読み続けている作品は、次のもの。
 まず、『ブルージャイアント』石塚真一・著(小学館)。
 電車の中で読んでいたら、「これ面白いですね」と会社員に話しかけられたことを想い出した。
 話しかけてきた中年の気持ちが、よく分かる。

『詩歌川百景』吉田秋生・著(小学館)も、いい。
 他者との親和力に対して、見過ごされがちな小さくて細かいものの、大切な感受性に目をとめている。
 作者のいいところが発揮されているなと。

深夜食堂安倍夜郎・著(小学館)。
 人情噺か。
 映画にもなっているが、下手な落語より、「はるかにいいよな」と。
 いっそ、誰か、落語にしないかなとも。

 最近では、『谷口ジローコレクション』(小学館)があることを知って、図書館から借りては読んでいる。
 が、大きく重たいので、少しずつか。
 マンガは読み飛ばすものといった読書法を、変えてくれた。

 こうして見てくると、小学館のお世話になっているなと。
 白土三平氏の作品など、「随分と夢中になったなあ」と想い出したものだ。

 そうした中、検索していて、ヤマケイ文庫というのが、あるのを知った。
 あの山の専門誌を出している山と渓谷社の文庫である。
 その中に、谷口ジロー氏の作品以外にも、いろいろとあることを知って、今後の愉しみか。

 まだまだ、ある。
 明日また、追加したい。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「ふうん」】
 来日中の歌手の唄を張り付けた。
 心の修理をしてくれるそうだ。
「すごいね」

 佳き日々を。

見えにくい場所へ/唄・110

隠れていたり、見え隠れしたり。
かつ、境界線やおぼろげな領域も。
そうした場所にある、実は生きているハリ。
美しいと何故、感じるのか分からないが、そう感じたりも。
いわば見えにくいものを感じる豊かさ。

▲『歩く人』(写真)
「分かるなあ」
陽射しの届く日のこと。
姿勢のよい人が歩いていた。

www.youtube.com【老いることについて、あらためて/今日も少しだけ】
 人間だけが老いる――。
 小林武彦氏の本が評判である。

 野生の霊長類で、老いるのは人間だけなのだそうだ。
 何でも、「人間に飼われたペットも老いる」のだとか。

 要は、「老いる前に死んでしまう」からだ。
 つまり、人生の40%が「老後」とも言えるのだろう。

 だからこそ認知症やがん、老いを繰り込んだ人生観が大切かなと、ふと。
 近代・理性・生産等々だけではない、価値・意味を、どう考えていくのかというわけだ。
 当たり前か。

 ありとあらゆる領域で、壊れていくことを、繰り込んでいかないとと想う。
 もちろん、戦争による破壊は嫌だ。

 ただ、想う。
「いや、壊れていくという視点自体が、間違っている?」と。

 三木成夫氏のことも、想い出していた。
 これから、いろいろと学び直しても届かないのだろう。
 が、今日も、今夜も考えていきたい。

 どうか、今日も、ご無事で。

 なお、貼りつけた映画のワンシーンと出逢ったとき、想わず、「音盤を探そう」と。
 宗教心は特に、ない。
 図書館にあったときには、嬉しかった。
『ブルースブラザーズ』同様、気に入った映画だ。
 とぼけ具合がポップで、笑ったのだった。


【追記/「さてっと」】
 困ったことは多い。
 上が、下をこき使うのは世の常。
 が、理不尽なことには、「承服しかねるな」と。

 話は変わる。
「(詩は)伝達より提示」と読んだ。
 一理あるのだろう。
 提示を伝達しているのだったが。
 佳き日々を。

分かる/言葉・272

分からないからといって、捨てるわけにはいかない。
むしろ、いつまでも自分の中に収めておく。
分からないことが、重要な意味を持つときは多い。
何より、スッキリするには時間がかかる。
今も分かりたいのだ。

▲『春とはいえ』(写真)
 まだ肌寒い。
 暖かいほうがいい。
 早く、来て欲しい、春の暖かさの日々。

www.youtube.com【被害も加害も一緒くたに/今日も少しだけ】
 日本人。
 世界大戦のとき、どうだったのか。

 被害者であり、加害者でもあった。
 一筋縄ではいかないし、勧善懲悪のわけがない。

 戦争そのものの被害者。
 と同時に、侵略した加害者でもあった。

 あれは侵略ではなかった?
 その文脈の言説で、理解・納得できるものは、今までに出会ったことがない。

 清廉潔白だったら、よかったのにとも想わない。
 どこもかしこも、ひどい在り様だったのだ。
 一部を除き。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 眠い。
 とはいえ、夜更かしの日々か。
 佳き日々を。

騙されっぱなし/暮らし・91

暮らしがうまくいっていないと、騙しやすい――。
断言はできないものの、「そうかもなあ」と。
この国の人々を想うとき。
今ごろになり、戦争の後遺症が指摘されるようになった。
途方に暮れても、ここにいる。

▲『語らう』(写真)
 スマフォを見ながら、会話をしていた。
 会話があるだけでも、いいのだろう。
 桜の効用。

www.youtube.com【ほんまかいな/今日も少しだけ】
 朝日新聞の記者だった佐藤章氏は、石井こうき氏の件で、次のような発言を。
特別会計の闇を暴露しようとして、殺されたとも言われている。
 何故か。
 特別会計が反社勢力にも流れていたからだ。
 反社としては、ばらされたら、食い上げになるので、テロを行った」

 随分、思い切った発言だ。
 と同時に、石井こうき氏の書籍のことを少しでも知っていれば、「そうなんだろうな」と。

 実は、裏金問題で逃げた議員がいる。
「石井になるぞ」と脅されたからなのだとか。
 佐藤氏は、「言えないことがあまりにも多い」とも。

 ちなみに、元総理でオリンピックでも動いていた人は、汚れ役だったとの見立てだ。
 当然、ないがしろにはできないだろう。
 裏の裏、裏の奥を知っているのだから。

 恐ろしい時勢は続く。
 いやはや。
 生きている間に、その闇とやらには関わりたくない。
 意識しないでも、関わっているのだろうが。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「雨かあ」】
 片言隻句から、見えてくることもある。
 もちろん、すべてではないけれど。

 本日は生憎の雨。
「桜、今年はどうなるのかな」
 佳き日々を。