深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

応援はしている/この領土で・847

日本人のスポーツ選手が海外で活躍を。
喜ばしいことだ。
が、彼ら彼女らは日本人なのだろうかと、ふと。
しかも、この国の現在地を想えば、手放しで喜べないのだった。
もちろん、応援はし続けているのである。

▲『座るの?』(写真)
視ただけで、分かる熱さ。
座すのも、ためらわれた。
「まっ、仕方ないか」

www.youtube.com【日本人の由縁/今日も少しだけ】
 かつて地下プロレスと言ってもいい団体があった。
 そこの長でもあった元プロレスラーが、ユーチューブで発言を。
 マンガになった空手家も、空手チョップのプロレスラーも、日本人だと。

 勇気ある発言である。
 実に。

 わたしは、亡羊として想っていた。
「日本語を使っていたしなあ」

 大切なことではないのか。
 国家語ではない、日本語を操り、身体で掘り下げ、人気者になる。

 過日、草刈正雄氏の出自を追う番組を視た。
 草刈氏は、涙を流し、発語できないようだった。
 亡くなっていると教えられていた父親が、実は何年か前まで生きていたというのだ。
 わたしは、戦後日本を体感していた。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「さてっと」】
 9月に賃労働の現場を去る。
 面倒なあれこれあったし、古希を迎える今年早々から考えていたこともあるのだったが。
 佳き日々を。