深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

いくらでも/歩く・68

脳が衰弱していると、どこまでも歩いていくことができる。
どうしたわけか。
茫洋・亡羊として疲れを感じないから?
ストレスを体感しなければいいだけなのだが。
自分で自分を傷めつけないようにするしかない。

▲『あっ」』(写真)
 歩いていた。
「あっ」
 踏み潰すところだった。
「たまには下を向いて歩いていくか」

www.youtube.com認知症の時代/今日も少しだけ】
 認知症の人。
 困っているという自覚がないのだそうだ。

 それ故、何故、周囲の人々が、うるさく言うのが理解できないのだと。
 結果、混乱・困惑し、緊張も。
 恐怖・不安でもあるのだろう。

 そうして、介護拒否に。
 そのことによって、周囲が一段と、つまりは困っていく。

 そもそも、認知症だと、周囲が迷惑していること自体、考えないし、思いもつかないのである。
 自分のことさえ、気づけない領域があるのだから。

 いよいよ、団塊の世代が、介護を必要とする時代に。
 今や、人の道か。

 問題は、支える側にあるのだろう。
 が、介護職員が足りず、今のままでは、とんでもないことになる。

 ちなみに、わたしには、素直なジジイになりたいという野望がある。
 どこまでできるのだろうか?

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「のんびりできたな」】
 今日は、賃労働が休み。
 そこで、水中おちゃらけ歩行にチャリ徘徊、暗黒太極拳などを試した。
 
 現在、腰痛が出ている。
 医師は言った。
「いくら温水とはいえ、腰が冷えるので、プールはお勧めできない。
 それでもというのなら、よく温めることは忘れずに」
 そこで、プールから出て、シャワーでよく温めると、鏡に映った腰周辺は赤くなっていた^^。
 佳き日々を。

若いまま/令和問わず語り・133

かつて親しくした人。
わたしの中で、今も若いまま生きている。
老いて生きていたとしよう。
万が一、再会したとしても、若いままなのだろう。
話をしているうちに、若いころの相貌が現れることは分かっている。

▲『切実な句』(写真)
 重信房子氏は獄中で、遠山美枝子氏をしのび、『三月哀歌』と題した短歌を多く詠んだそうだ。
 新聞ガミに掲載されていた句を読み、何となく写真で撮っていた。
「ああ友よなぜ留まったのか雪山に卑怯になれない君の過ち」

www.youtube.com【怖いことだ/今日も少しだけ】
スマホのショックドクトリン」という言葉と出逢った。
「なるほどな」と。

 では、そもそも、ショックドクトリンとは、何か。
 ウェブには、こう出ている。

>「ショック・ドクトリン」とは,ある社会に壊滅的な惨事が発生した直後の,人々がショック状態に陥り,茫然自失のまま抵抗力を喪っているときに,そのような衝撃的出来事を好機と捉え,巧妙に利用する政策手法のこ とである。

 では、スマホのショックドクトリンとは、何か。
 ウェブで、自分と同じ意見を読んでいるうちに、同じ意見の記事だけがヒットしてしまうというケースのようだ。

 とはいえ、歴史の改ざん記事など読みたくはない。
 そもそも、自分の意見など、情報時代に、いちいち持っていられないという落とし穴もあるのだったが。

 ともあれ、生き延びていくうえで、悪と遠く、少しでも善なる方向が知りたいだけである。
 具体的なアイデアとともに。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 はしゃぐことと、明るさは違う。
 賑やかなことと、陽気さも違うのだったが。

 テレビのお笑い番組を視ていて、痛感していた。
「日常的にも勘違いが跋扈しているよなあ…」
 佳き日々を。

目の前にある何か/情報最前線・62

相倉久人さんは言った。
「今、目の前にあるときだけが、ぼくのもの」
残された人生で読みたいもの・聴きたいもの・見たいもののすべてと接するのは無理だ。
今、目の前にあるもの。
どう接するかこそが肝心か。

▲『ヨーイ』(写真)
 文字を記して、分かった。
「ああ、用意どんか」
 用意して、どんどん走れ^^。
 古希を迎えて、今までの無知を、今日も知ったのだった。

www.youtube.com【今も羅生門/今日も少しだけ】
 下山事件を想う。
 そうして、案の定、石井こうき氏のことを想起した。

 当時、石井氏が生きていたのなら、勇猛果敢に真相解明に挑んだのではないのかと。
 事実、石井氏が殺される前に、その時点での下山事件に手を突っ込んでいたのだとも想えるのだった。

 その後も、下山事件は続いている。
 独立も、自主等々も遠い、この国なのだから。

 それにしても、戦後民主主義の虚妄はすでに、明らかになってしまった。
 新興宗教に、敗戦国の奴隷現象等々。
 まさに、「今ここの羅生門」だらけである。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 腰が痛む。
 眠い。

 今日の100円ヨーガ教室でのことだ。
 結果、死体のポーズのとき、いびきをかいてしまった。
「ああ、今、おれはいびきをかいているな」
 そう、感じつつ、眠っていたのである。
 佳き日々を。

無能な人ばかり/介護時代・6

生産性がない、いわゆる無能な人。
が、痴呆症の人を、簡単には理解できない。
介護職員のベテランでも、嫌な言葉だが、制御できないときが。
無能な人になるのだ。
無能な人ばかりで生き延びていく方途とは?

▲『自転車屋で感じ入る』(写真)
 今日、自転車屋に出向いた。
「いいなあ、この店」
 感じ入った。

www.youtube.com【大切な自転車屋自転車屋の大切さ/今日も少しだけ】
 自転車屋を開業するにあたって、法律上は特に制限がないのだとか。
 ただ、関連する資格があるようだ。

 その試験問題で難しいのが、スポークの修理らしい。
 スポークとは、車輪の中心部から車輪の枠に放射状に延びている針金状の部品のこと。

 実は折れてしまい、放置しておくと車輪がアウトになってしまうのは、素人でも分かる。
 そこで、修理を頼みに評判の個人店へ出向いた。

 驚いたのが、値段の安さだった。
 安いと人気のチェーン店に比べて遥かに安価なうえ、無料でブレーキ等々、あちこちを点検してくれたのだった。
「腕が鳴ったのかな」

 聴けば、大手自動車メーカーに勤めていたという。
 が、どうやら愛想が尽きたようだ。
「トップは、トランクの荷物になって、消えました」
 今は、資格試験の監督官でもあった父親の店を継いだとも。
「特に教えてもらったことはないのですが」

 近隣の人々が、気軽に声をかけていくのも、「いい店だなあ」と。
 その度、長髪を後頭部で束ね、白いヒゲの店主は、自然な明るさで応じていくのだった。

 怖くない歯医者、分かりやすく、かつ素早く応えてくれるパソコン解決屋、真実はいいから事実をいつまでも追いかける新聞社同様、腕のいい自転車屋も大切だなと。
 そう体感しながら、快適になった自転車で、「まるで初夏だね」と走ったのである。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「ウロウロしたな」】
 今日は、賃労働が休みだった。
 そこで、郵便局に始まり、整形外科、手巻きのタバコ屋、100円ショップ、床屋、文房具屋等々へ。
 プールは生憎の閉場だったが、公園では新芽とも出逢えた。
 佳き日々を。

何かをするわけではない/暮らす愉しみ・28

最近の愉しみ。
賃労働の帰路に公園へ出向き、熱いお茶を飲むこと。
要はひと休みし、身心を和ませるのだ。
特に何かをするわけではない静寂。
夜空を眺め月を探したり、雨の日は音を聴いたりしているのだった。

▲『会話』(写真)
 仮に屈託があったとする。
 それでもなお、若い人は、「いいなあ」と、勝手に感じていた。
 その足取りの何と、軽やかなことか。

www.youtube.com【単なる都合のよい人/今日も少しだけ】
 ビジネス関係の記事を珍しく読んだ。
 田原総一朗氏の手が関わったものという記憶もある。
 松下幸之助氏の話だ。

 松下氏はどうやら、言ったそうである。
 社員は、病気でいい。
 頭が悪くてもと。

 では、何を求めたか。
 明るさこそ必要だと言ったそうだ。

「なるほどね」と。
 実際、明るい人は、困難を乗り越えさせてくれるところがある。

 が、どうなのか。
 病気では、周囲が困るだろう。
 頭が悪くても。
 生産性を求められているのだから。
 そうでないのなら、いいのだったが。

 心の病といった窪み、受験勉強以外の人間力といった領域。
 そうしたものに対応できる人は、現実的には稀なのだろうか。
 明るさもときに、やる気を喪失させるときがある。

 要は、「決め付けないことだよな」と。
 人は、関係によって変化するときもある。
 場面によっても。
 ライブなのだ。

 わたし自身、病気でも、頭が悪くても、暗くても生きていける方途を求めている。
 人に自慢できることなど、ない。
 それで構わないが、健康や頭脳明晰、明るさは求めている。

 それにしても、「社員としては、都合がいいだろうな」と。
 組織運営等々、しやすいのだろう。
 そう想ったら、「つまんねえの」と。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「あらま」】
 眠い。
 床につくか。
 佳き日々を。

歩き出す/令和四季派・37

明るくて風もない暖かい日。
右手には舗装道路、左手には遊歩道が。
「どちらに向かうかもう、分かっている」
自動車に興味はなかったし、何より花を、春を、浴びたかった。
自転車から降りて、歩き出していく。

▲『いろいろな機能?』(写真)
 テーブルとなる。
 椅子になってくれるときも。
 ときに、落ち着けない枕になるときも^^。

www.youtube.com【老人は荒野をめざさない/今日も少しだけ】
『老人は荒野をめざす』という書籍があるようだ。
 執筆者の作品は、その昔、雑誌で追いかけて読んでいた記憶がある。
 重いテーマを軽く描き、出方も新しかったのだった。

 が、今回のタイトルと出逢い、「ううん」と。
 要は、「なんじゃらほい」と。

 何故か。
 そもそも、老人自体が、荒野だからである。
 内容は読んでいないので知らないが、「あえて外部の荒野をめざすことはないのではないか」と。

 読むもの、聴くもの、見るものは多い。
 となれば、タイトルには要注意ではないのか。

 それにしても、想う。
 焼け野原のような自身の老いを。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 今日は、温水プールで、おちゃらけ歩行をした。
 散り行く桜がうかがえ、「ほう」と。
 公園では、暗黒太極拳をした。
 凹凸のある土の上では、「足もとが覚束なくなってきているな」と。
 佳き日々を。

笑えない現実/介護時代・5

タチの悪い冗談がある。
「いっそ認知症人格テストをしてはどうか」というのである。
果てしなき介護の、この世の地獄が基本にある。
合格者には人間の介護者、不合格者には介護ロボット。
笑えない現実である。

▲『咲いたか』(写真)
 足もとを見る。
「あっ」
 小さい。
 が、しっかりと咲いていた。
 それに、小さいとは、何と比べてなのか。
 咲いたこと自体を、眺めたかった。

www.youtube.com【おかしくなる/今日も少しだけ】
 奇妙な人といて、おかしくなる。
 あるいは、おかしくならない。

 前者こそ、まともという。
 後者は、人としてどうなのかとの意見。

 超えていくべき問題だろう。
 むしろ、止揚は?

 そうしたことを考えている。
 考えざるを得ない。

 親しい人が病を得ただけでも、体調がおかしくなることはよく、あるケースだ。
 介護ともなれば、大変なことになる。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 眠い。
 とはいえ、アレコレを読もうかと。
 佳き日々を。

理想さえなく/この領土で・872

青臭い?
ただ、どうなのか。
理想さえ語れない政治家たちを前に、「何故、政治家になった?」と問い詰めたい。
裏金の裏の裏、裏の奥。
「それぐらいあって当然だよね」といった言葉を聴いて、まずの理想をと。

▲『その手』(写真)
 ときおり、桜を愛でる。
 そうして、手作業を。
「あ、その手があったのか」

www.youtube.com【独立は遠い/今日も少しだけ】
 15年前に記していた。
 こうだ。

 独立しても自立していない、
 独立していなくても自立している、
 独立していなくて自立もしていない、
 独立して自立もしている。
 はて──。
 暮らせるのなら、どれでもいいと言えぬのは、暮らしこそ真の問題だから。

 過日、『下山事件』をテレビで視て、感じたことと同じである。

www.nhk.or.jp この国が、極端に言えば、要は植民地であることを描いていた。
 虎の尾を踏んだ元総理も登場させていたものな。

 宗主国は、赤坂にパスポートなして、上陸できる云々という本があった。
 そんなあたりだろう。

 沖縄方面の基地はじめ、凄いことだ、とんでもないことだ。
 どうなるのやら。
「やめて欲しい」のひと言か。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「へえっ」】
 張り付けた唄は、アメリカの公民権運動に触発されて作られたとか。
 ポールもなかなか。

 佳き日々を。

言葉のやって来る場所/言葉・273

言葉は、どこからかやって来る。
上からという人もいれば、下からという人も。
いずれにせよ、脳内でのことなのだろう。
が、身心全体が、発しているのだ。
過去も、現在も、ひょっとして未来も繰り込みながら。

▲『満開のとき』(写真)
 全開時に、すでに舞い落ちていた。
 全盛期と衰退期の混合。
「そういうものなのだろうな」

www.youtube.com【自国の軍隊は国民を守らない/今日も少しだけ】
 何処で、読んだのだろう。
「米軍はアメリカを守らない」
 凄い言葉だ。

 が、実際、そうなのだろうと想う。
 日本軍が、日本人を守らなかったように。

 先の言葉が、どのような文脈で出てきたのかは、知らない。
 ただ、戦争で、心的外傷後ストレス障がい(PTSD)を得てしまうことを考えれば、「そうだよな」と言えるだろう。

 国民が壊れてしまうことを、推進しているのが、アメリカなのである。
 軍人となれば、廃人になる可能性があるのだ。
 そもそも、自国の軍人たちが、おかしくなることを回避するには、戦争をやめるしかない。

 軍隊は、戦争をしている。
 国民を、ちっとも守ってはいないではないのかと。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 あれこれ、「いやはや」な日々か。
 それにしても、素直で、人の言うことをよく聴くジジイになりたいという野望があるのだったが。
 佳き日々を。

治まるわけがない/介護時代・4

介護拒否や意地悪な高齢者。
糞便を弄ぶ高齢者もいる。
「いっそ、介護ロボットの活用を」
分からないではないのは、介護する側の疲弊は、この世の地獄から来るからである。
いい悪いだけでは、治まらない現実。

『満開』(写真)
 今日の雨が、うらめしい。
 が、桜の時期は、雨が降ってきたものだ。
 惜しまれつつ、去っていく――。
 それもまた、愛される由縁か。

www.youtube.com【やりたい放題だよなあ…//今日も少しだけ】
 友人がメールをしてきた。
 こうだ。

内田樹白井聡の対談本『属国民主主義』(朝日文庫)から。 
 内田「属国としての立場を受け入れ、この仕組みに同意します、と誓言した者だけがこの国の支配層を形成することができる」
 白井「属国であることを否認している属国、という点に、日本の対米従属の特異性がある」
 内田「(田中角栄の独自外交の)日中共同声明が日本が主権国家としてふるまった事実上最後の機会になった」
 内田「対米従属を通じての対米自立、という吉田茂以来のトリッキーな国家戦略があったはずだったのだが、迂回的な手段であったはずの『対米従属』そのものが、いつの間にか国家目的にすり替わっていた」

 そうして、こうコメントを。
>だから、沖縄の米軍基地を少し減らそうと云っただけで、マスコミも含めて、よってたかって首相の座を引きずり降ろされたり(?)する。

 植民地なのかと案じている人は、わたしだけではない。
「たまらんな」

 東京・赤坂には、パスポートさえ必要なく、入国する連中もいるのだとか。
「ったく、だよな」

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 今夜は、100円ヨーガ教室へ。
 死体のポーズのとき。
 眠りこけてしまっていた^^。
 佳き日々を。