成長に上昇、前進に進歩。
しかも、ポジティブ思考――。
もはや無理筋という声が消せない。
何故、胃袋は1つなのか、いや、身体は1つなのかと。
目的はなく、決め付けず、受容するだけで十分と体感している。
www.youtube.com▲久しぶりに、この曲をアップしたい。
「うむ、ホームへ行くしかないんだよな」
【昔も今もある指摘/今日も少しだけ】
何気に見るようになった朝のテレビ番組。
『虎に翼』だ。
老いて転職した者として、この番組で、まずはひと呼吸つけてから、現場へ自転車で向かう日々なのだった。
何故、惹かれるようになったのか。
とにかく若い人々の現実との、誠実で、そのくせ切実、何より嘘のない真摯な葛藤に、吸い寄せられたのだろう。
過日、「えっ?」という言葉に出逢った。
こうだ。
「ま、ご立派ではあるろも。
せやろも、戦争が終わって、まだ10年もたってねえ。
平等やら何やらに気をつかえんのは、学があるか、余裕がある人間だけら。
憲法が変わったんだすけ、変われ! なんて言われても、全部ねえなったみてえで…おっかねなってしもう。
そんげ人間もいるでしょうて」
ヒロインに対して、古参の人物が発するセリフだ。
想わず、朝っぱらから、メモを取った。
が、「正確ではないかな」と。
そこで、後刻、ウェブで検索すると、案の定、引用されていた。
人気番組と、あらためて知った次第だ。
ともあれ、このセリフの中で、「平等やら何やらに気をつかえんのは、学があるか、余裕がある人間だけら」というところに、覚えがあったのである。
古くは、大衆とインテリ、社会人と学生、大人と若者等の違い等で指摘されていたのではなかったか。
「学生運動やヒッピー等々は豊かな時代の産物」といった意見もまた、入るか。
いずれにせよ、今のこの国は、昔に比べ、学や余裕があるはずではと。
いや、どうだか。
学歴詐称等には目をつぶってかどうかは知らないが、都民は、とんでもない人を、トップにさせたのだから。
実は今も学や余裕がないからダメなのか、いやいや、学や余裕だけあってもダメなのか、あるいは視点を変えて、人々は嘘にだまされやすい、むしろだまされたがっているのかと。
あれこれ言葉がやって来ていた。
結局、よくは分からない。
とはいえ、既視感だけはあるのだった。
そこで、想い出す言葉があるのだった。
伊丹万作氏の、「だまされたと言って逃げるわけにはいかない」といったような内容を持つ文章だ。
www.aozora.gr.jp 指針とは言えるだろう。
現都知事に投票した人たちもまた、今後を注視していって欲しいのだったが。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
相変わらず、体調が万全なのかどうか、分からないでいる。
「どうしたものか」
佳き日々を。