深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

ベランダから眺めて/マザーネイチャー・90

富士山は美しい。
清楚、壮大、あるいは親しみやすいといったイメージもあるようだ。
が、実際は、荒々しく野性的で、怖くもあるのだったが。
花鳥風月の領域だけではないのである。
何故か自然と合掌をした朝。

▲『夕刻の富士様』(写真)
感じ入る情景か。
懐かしいとき。
野性的なだけでも、もちろんない。

www.youtube.com▲ラジオでかかった。
「何だか、懐かしいな」


【老体/今日も少しだけ】
 プールでのこと。
「えっ?」と。

 鏡に映った自分を見て、たまげたのである。
 何という老体。
 筋肉がない、哀れな身体。

 腹は、それほど出ていない。
 賃労働でよく、動いてきたからか。
 とはいえ、皺が目立つ。

 顔を見れば、シミが増えている。
「いやはや」

 正真正銘の老いた身体が、鏡に映っていたのである。
 普段は、よく見ないでいたのだが、そのときはたまたま、久しぶりに見てしまったのだった。

 みっともない。
 が、こうした身体とともに、暮らしていくしかないのだった。

 頭髪は真っ白である。
 髪の毛のコシもなくなって来た。
 醜悪だろうが、何だろうが、仕方ない。
 どうしようもないのだった。

 鏡を見れば、見知らぬ奴が、こちらを見ていた。
 そうしたあたりか。
 なじんでいくしかないのだったが。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「あらま」】
 夜。
 職場の新年会へ。
 参加費は無料だった。
 よって、よく食べ、呑んだ?
「意地汚いか」
 というより、目の前に美味しいものが並べばね。
 佳き日々を。