2012-07-17 母の葉の子守唄/2012(平成24)年夏・3 無防備なまま林の中にいた。 耳をそこかしこに差し出し、預ける。 耳鳴りのような静けさを越えた場所から静寂が来訪を。 と、そのとき、身心がキャッチしてしまうのだった。 穏やかな涼風が呟く葉擦れの言葉を。