静かで疎外感を持つ男がいた。
紙に描かざるを得ない人だ。
その存在は、厳冬を越えて来た春の陽だまり、そう、感じられた。
時代や世界からは遠くて、実は近しい人。
オルタナティブという次のステップを想う。
www.youtube.com【街歩きを/今日も少しだけ】
久しく忘れていた感覚。
例えば、街歩き。
働いていると、どうしても足早の素通りだった。
それが、過日、目的を果たすと、多少の時間があったので、「歩いてみるか」と。
本屋では相変わらず興味をそそられない本が多かったり、美味しそうな店は高額だったり、寺にホッとしたりした。
結局、図書館で何冊かの本をパラパラやっていたものだ。
それでも、「へえっ、いい時間だったな」と。
街歩きができたからだ。
毎日、通うわけではないものの、街がなくなると、実に困ったことになるなと。
歩くだけで、今と会話をしているようなところがあるのだった。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
明日は賃労働。
あれこれを放っておき、眠るか。
佳き日々を。