木々のもとへ。
落ち着くし、安寧を得られる。
「人間のふるさとだから」と言う方もいたが、「そうなのかな」と。
海ならまだ、分かるのだったが。
呼吸法を試すこともなく、呼吸しやすくなることが誘引ではと。
【いやあ、正対/今日も少しだけ】
メモ帳にあれこれ、記録している。
例えば、詠みたい本から、行ってみたい場所まで。
パラパラとやって、「あはは」と。
読みたい書物に聴きたい音盤、そうして観たい映像など、もう体験できないと分かってしまったのだから。
もう笑うしかない。
金欠もあるが、残りの人生すべての時間を使っても、「無理だな」というわけだ。
要は、残りの人生は、生きてきた時間よりも、はるかに短いのだった。
詠みたい本だけで、ついには数えるのが面倒になる数だったのである。
おまけに接してみたい新刊に新譜、新作は次々と出し続けられていくばかり。
「いやはや」
結果、どうするのか。
今、「目の前にあるものと正対していくしかないんだべさ」と。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「あちゃあ」】
今日知った言葉。
「毒蛇は急がない」
確かに。
ちなみに、ノーベルな方の、上に貼り付けたバージョンを初めて聴いたとき。
それまで聴いてきたものとあまりにも違って、「びっくりしたなあもう」だったんだが。
佳き日々を。