深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

野良として/言葉・289

野良という言葉と出逢う。
その世界には、否定・肯定、両者の意見があるようだ。
わたしは、「いいなあ」と文字を見て想った。
野は良し、野が良し、野の良し…。
野良として、のらりくらりやっていくのも手だ。

▲『晩秋』(写真)
久しぶりの休みの日。
公園へ。
大の字で寝てやった。

www.youtube.com

www.youtube.com▲1933(昭和8)年生まれの、老いた歌手。
「秋になっても木に残っている最後の葉っぱが、自分の強さを誇り、いつまでもそこにい続けることを歌っています」とのこと。
「ま、無理なんじゃね」と感じつつ、切実。かつ誠実な感覚を覚えた。
 何より老いならではの声があるなと。
 今朝のラジオでかかったようだ。
 作者は、下方に張り付けたトム・ウエイツ。

【いい手はないものか/今日も少しだけ】
 誰かが、書いていた。
 東京都の火葬代が他の地域より、高いと。
 一読、たまげた。

 他の地域との比較した表を見て、「これが事実なら、やべえよな」と。
 困ったものだ。
 死ぬに死ねない現状。

 わたしは、想ってきた。
 死んだら、燃えるゴミで出してもらって構わないと。
 現実では無理なのだろうが。

 死んだら、他者に任せるしかない。
 そのとき、負担にならないよう、「生ゴミでもいいよ」と。
 幾度か、記してきたか。

 それ以外のいい手があるのなら、それに即、乗りたい。
 生きている間だけ、生きているのだ。
 その生は、死とともにあるのだが、とにもかくにも死んでも生きていると言える人々も多い。
 偉人を含め。
 そうしたことを想いつつ、死ぬのも一大事業だなと。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 高倉健氏は、山本周五郎氏のファンだったという記事を読んだ。
 嘘偽りがなく、ごまかしもないことを本尊とする庶民の姿。
 高倉氏が惹かれたのは、彼にもつかざるを得なかった嘘偽りがあり、ごまかしもあったからなのか、どうかと。
 いや、あったからこそのファン。
 そこが、「いいなあ、健さんっ」と。
 佳き日々を。