2021-03-26 この先/老道・159 生まれてきたときのことさえ覚えていない。 老いなど、分からなくて当然か。 ただ、鶴見俊輔氏の言うように、耄碌の自覚は曖昧だが、ある。 脚の衰えや敏捷性等々も、毎日感じているのだった。 この先が死かと。 ▲『木々』(写真)惹かれる情景だ。理由はもう、問わない。遺伝子に繰り込まれている云々と言われても、「へえ」と頷くだけか。とにかく、週末には木々を訪ねている。訊ねるために。 Drift Away