深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2024-01-01から1年間の記事一覧

治まるわけがない/介護時代・4

介護拒否や意地悪な高齢者。糞便を弄ぶ高齢者もいる。「いっそ、介護ロボットの活用を」分からないではないのは、介護する側の疲弊は、この世の地獄から来るからである。いい悪いだけでは、治まらない現実。 ▲『満開』(写真) 今日の雨が、うらめしい。 が…

殺人だらけ/合掌・67

人殺しをして、合掌。また、合掌をして、人を殺す。さらには、合掌をして、殺人、その後、合掌という場合も。合掌するだけいいというが、実際はどうなのか、分からない。悪代官には、苦しんでもらいたいが。 ▲『まだまだ』(写真) 桜に柴犬、そうして富士山…

寿ぐ/令和四季派・36

暖かいだけで、「ありがてえよな」と。浮かない、いや、沈むしかない状況下だもの。暖かいことが、これほどまでに嬉しいのかと。そのうちまた、辟易とする暑さがやって来る。が、今は、寒くないことを寿ぐ。 ▲『愉しき渋滞』(写真) 桜が満開である。 自動…

「こんにちは」と「今日は」/親子・6

まだ歩行の定まっていない幼児が、わたしのほうへ寄って来た。そうして、笑う。思わず、「あっ、こ・ん・に・ち・は」と伝えた。背後の母親も笑顔になり、「今日は」。すると、幼児が、拍手をしたのだった。 ▲『小さな幸運』 信号待ちの、「ラッキー」。 そ…

見えにくい場所へ/唄・110

隠れていたり、見え隠れしたり。かつ、境界線やおぼろげな領域も。そうした場所にある、実は生きているハリ。美しいと何故、感じるのか分からないが、そう感じたりも。いわば見えにくいものを感じる豊かさ。 ▲『歩く人』(写真)「分かるなあ」陽射しの届く…

分かる/言葉・272

分からないからといって、捨てるわけにはいかない。むしろ、いつまでも自分の中に収めておく。分からないことが、重要な意味を持つときは多い。何より、スッキリするには時間がかかる。今も分かりたいのだ。 ▲『春とはいえ』(写真) まだ肌寒い。 暖かいほ…

騙されっぱなし/暮らし・91

暮らしがうまくいっていないと、騙しやすい――。断言はできないものの、「そうかもなあ」と。この国の人々を想うとき。今ごろになり、戦争の後遺症が指摘されるようになった。途方に暮れても、ここにいる。 ▲『語らう』(写真) スマフォを見ながら、会話をし…

からだの調べを聴く/身体から・244

ルールやマナー、エチケットやモラル。閉じ込めるのでなければ、大切だ。基本は、本人の体調、からだの調べにあるのだろう。そうでなければ、どれもこれも遠い。不協和音もまた、いい調べのときがあるのだ。 ▲『ひえええっ』(写真) 今日は、平日である。 …

お天道様/令和問わず語り・132

夏の暑い盛り。空には入道雲だったか。ふと、視られているかのような感覚にとらわれた。後ろを振り向き、空を見上げたが、何かがいるわけではなかったことを覚えている。小学生で半ズボンのころの想い出だ。 ▲『もうすぐ』(写真)自転車道で出逢った。「も…

誰もが死ぬという/老道・222

「ここには、すべてがある」との物言い。あるいは、「どこだって同じ」という確信を持つ人もいた。人は長生きすれば、病を得るし、認知症にもなる。そのうえ、誰もが死ぬ。そこに立脚すれば、そうなのか…。 ▲『開花』(写真)桜が開花した云々。葉の花も、ま…

まだまだ語られていない/言葉・271

毎日まいにち、数え切れないほどの会話が交わされている。ただ、実はね、語られていないことばかりなんだ。今も戦火・戦禍は続いている。「なっちゃねえよな」そう、今朝、頭の中で鳴っている言葉があった。 ▲『富士さん』(写真)相変わらずの富士。ひとと…

おかしくても、おかしくなくても/老道・221

認知能力が消える。結果、好き・嫌いや、快・不快で身心が動くといえば動くのが認知症とか。が、事実なのかどうかは、分からない。ふと、健常な状態でさえ、認知はあるのかと。そも、健常自体どうなのかと。※認知症で、大便をもてあそぶ人がいる。 好き・嫌…

曖昧さ/令和問わず語り・131

白か黒か――。だが、判断仕切れないことを枠におさめていいのか、どうか。曖昧さに耐えていくしかないのではと。やりすごしたりしながらでも。いつか出立点にいられるのかも知れないと、自らに問いながら。 ▲『わっ』(写真)「すげえなあ」そう体感を。驚い…

死はそこかしこに/死を想う・68

人は死ぬ、普通の日々にも。決してあってはならない事態として。誰しもに死への契機はあるが、順番はない、容赦ない。実は奇妙な日々の、普通の出来ごとなのだろう。そうしたことを想起する日々にも死はある。 ▲『ぶれる』(写真)チャリで走りながら撮れば…

才能よりも/身体から・243

才能だって?むしろ、日々の積み重ねだ。また、つなげていく持続性が大切なのだろう。さらに、道のりへの方向感覚も大切か。が、佳きことがなくてもいい。それで咎められるなら、それこそ問題ではないか。 ▲『よく来たな』(写真)熱いコーヒーを飲んでいた…

心がけてはみるものの/令和問わず語り・130

目の前の事態に悩まない。まずは受け入れる。それしかないからだ。いいことでなくても、恨みは避けていく。そうして、できることをしていくしかないのだろう。できるかどうかは分からないが、心がけたい。※このご時勢、随分とおめでたい物言いだ。 が、こう…

機嫌/顔・19

不機嫌。消費者は文句を言い、惹きつけようとする。今の社会を肯定しているだけに、実は鈍いのだ。だからといって、この時勢、機嫌がいいだけでは治まらない。釣り合いをとるために、表情を失うのもどうか。※文句を言い、立場を優位にする――。 ときと場合に…

お天気/言葉・270

話しかける内容は、大切だろう。が、声をかけること自体も重要だ。「いいお天気ですね」その言葉は特に深い内容を持たないが、そこで関係が生まれるのだから。いや、天気の話題は、バカにはできないのだが。 ▲『佇む』(写真)「咲き出したな」視ると、鳥が…

疑い続ける/身体から・242

一般の印象は疑ったほうがいい。が、暗黒は絶望で、光が希望といった安直なイメージも持ってきた。暗黒の世界に隠れ安心、光の世界で失明することもあるだろう。疑い続けるしかない。危ういバランスの中で。 ▲『人がほぼいない』(写真)平日の公園。人は当…

詳らかにすべし/マネー2024・1

生産の在り様を開示することは大切だろう。と同時に、交通・交換に関しても。あるいはまた、消費の事実についても、詳らかにすべきだろう。政治より経済が優先されている今だからこそ。先がないのでは困る。 ▲『小枝』(写真)落ちていた。林の中に。集合住…

生きていることが/映画にて・6

『モリのいる場所』を視た。モリは言うのだった、「生きていることが好き」と。「いい言葉だなあ」「そう、言い切りたいな」と痛感していたのである。そう想っていなくても、言ってしまえばいいのかどうか。 ▲『自転車道』(写真)稀に、ウオーキングをして…

成仏?/合掌・66

毎朝、お線香をあげ手のひらを合わせても、成仏とは関係がない。仏壇の中の人々は、もういないのだ。そうせざるを得ないから、しているだけか。死者たちを想う。そうして、命をムダにしないようにと、祈る。 ▲『またしても合掌』(写真)近隣の小さな図書館…

嬉しいこと/身体から・241

列に加わる、志を同じくする人々の。いい言葉だなと体感した。大量虐殺が、すぐには終わらないことへのストレス。列に加わり異を唱えれば、発散できるからではない。使命や快感でもなくて、単に嬉しいのだ。 ▲『切り株』(写真)「おっ」切り株はさまざまに…

セクハラまみれ/言葉・269

セクハラは気づかないうちに?例えば、女医・女子アナがアウトなのは、当然か。「ご主人の仕事は?」なる問いも、また。ご主人という言葉が変だし、職業差別ならぬ、区別も。解体という言葉を想起していた。 ▲『一服』(写真)本日は、チャリ徘徊を。「一服…

浮き足立つ/唄・109

悩み多き恋の唄。つまり、浮き足立っていることに変わりはないのだろう。どれほど複雑な歌詞やメロディー、リズムを持っていたのだとしても。ラブソングだけでなく、唄自体、浮き足立つ領域があるのだったが。 ▲『エレベーターの中』(写真)大雨の予報のと…

食べること/暮らす愉しみ・27

最近の愉しみ。広々とした公園を目指す途上に小さなちいさな店が。売りものは、団子と今川焼きだけだ。明るい婆さんが独りでさばく。そこで、買いものをし、味わうために、ひたすら公園へ向かうのだったが。 ▲『林の中へ』(写真)元気なとき、この場所を目…

戦争の身体/身体から・240

美しさを見せよう、顔だけではない。どのように?姿勢や歩行法、あるいは佇み方等々、人の動きの領域で、いくらでも可能ではないのか。気取りとは縁遠くできればいいのだったが。戦争の身体とは離れたい。 ▲『どっちへ?』(写真)チャリ徘徊時。「さて、ど…

加えて欲しい言葉/老道・220

LGBTQという言葉。そこに、老いも入れていいのではないのか。事実、差別どころか、区別されているのだから。今でも、高齢者がアパートを借りられない事実があるのだった。当事者として届いて欲しいと。 ▲『待ち伏せていた春』(写真)チャリ徘徊時のこ…

寛容もまた…/言葉・268

「寛容という差別」という言葉と出逢った。「そ、そうかあ」今こそ寛容が求められているのに、手ごわい視点だ。要は、上から目線というしゃらくさい姿勢があるというのだった。確かに、寛容の罠はあるなと。 ▲『雲よ2024』(写真)空を視た。「おっ」圧倒的…

手と手/身体から・239

母子で手をつなぐ場面こそ、美しいと想ってきた。今は違う。もちろん、美しいのだが、もっと幅があっていいと。想わず手を差し出し、手を取り合うこと。関係に限らず、今もまだ、切実に求められているのだ。 ▲『富士さま』(写真)帰宅して、狭いベランダへ…